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"使って実際どう⁉︎気になるリアルレポ" vol.04 Miele 食洗機:後編 【5人家族都心築52年マンションリノベ記】

こんにちは、mizutamaと申します。

2024年1月11日より都心部にある築52年の自邸を、スケルトンからのリノベ工事をしました。おかげさまで4月下旬に引き渡しが無事完了し、5月1日にすっかり生まれ変わった自宅へと戻ることができました。
早くも8月になりました。家の95%は片付きましたが、残った最後の5%の片付けに気合いがどうしても湧きません。
ブログの更新を続けながら、ただいま絶賛夏休みの子どもたちと共に、夏の宿題にしたいなと思っております。

夫、私、高校生、中学生、小学生それぞれ1人ずつ、合計5人家族のヴィンテージマンションリノベ記録。同じような状況でリノベを検討している方や、状況は違えど住まいやインテリアについて興味を持っていらっしゃる方の何かのヒントになればとブログの更新を続けております。
詳細な自己紹介はこちらの記事、また100本以上に及ぶ過去記事のINDEXは以下にまとめております。何かのヒントになることがあるかもしれません、ぜひご覧くださいね。

今テーマにしているのは、「使ってみて実際どうだった?」の、リアルレポ。
散々見て、悩んで、結果採用した建築材料や機具。我が家で実際に使ってみてのリアルを記事にしています。

本日4編目は、待望の存在だったMieleの食洗機について。
前編では主に使ってみて感じたメリットについて記事にしました。

□只今更新中□ "使って実際どう⁉︎気になるリアルレポ"
vol.01 漆喰壁
vol.02 無垢床
vol.03 インナーサッシ
vol.04 Miele 食洗機:前編


はじめに

待望の存在だったMiele食洗機を使ってみてのリアル。
前編では主にメリットと感じることを書いた。一方で、メリットがあればデメリットと感じる点があったのも確かなこと。
今回の後編では、「デメリット」と感じる点について具体的に記していきたい。

Mieleの食洗機で残念な点1:洗えないものがある

75度という高温で洗い上げる強力な洗浄力をもつMieleの食洗機。強力に洗えるということは、洗うのに適さない素材があるということだ。

たとえば以下のような素材はMieleで洗うのに適さないので、手洗いが必要となる。

  • 木製品(食洗機非対応の箸やお碗)

  • 絵づけのある食器(作家ものの)

  • 錫やアルミなど一部の金属製品

  • テフロン加工をした鍋等(炊飯器の窯など)

  • 耐熱性のないプラスチック製品

  • 土鍋

詳しくはマニュアルにも記載があるし、ネット検索すると色々な方が「うっかりまわしてダメにしちゃった」体験談をUPされている。ちなみにかくいう私自身も、「まずいかな」と思いつつもうっかり洗ってみて、痛めてしまった食器がある。手工芸の木製品や箸などだ。

ちなみに絵づけのある食器は非対応と、Mieleのマニュアルにも書いてあるが、Mieleでこんなテストも行っているようだ。

私自身も和食器がいくつかもっているが、絵付けのしてあるものは怖くて試せていないが、絵付けのないもの、大好きな大分の小鹿田焼などは、遜色なく洗えている。

Mieleの食洗機で残念な点2:純正洗剤の匂い

Mieleを購入した時、純正のPower disk®︎が付属で1つついてきた。
これは我が家が導入したMiele食洗機の洗剤自動投入機能を叶えるための、純正製品。
カセットにセッティングしておけば、選択したプログラムに応じて最適な洗
剤量を自動で投入してくれるのだ。

実は、最初マニュアルをきちんと読んでおらず、洗剤なしで食洗機をまわしていたのだが、それでもそれなりに綺麗に落ちるのですね。
ただ、途中でこのおまけのPower disk®︎に気付いて装着してみることにした。

(ちょうど使い始めた2024年5月段階ではキャンペーンを行なっており、保証登録をするとこのPower disk®︎が6個無料でもらえるクーポンが付与された。せっかくなのでいただくことにした。)

実際洗剤ありorなし。
どちらも試してみてわかったこと。
洗剤なしでもそれなりにきれいに洗い上がるが、洗剤ありだと圧倒的にピッカピカになる。

そして、特筆すべきはフィルターの汚れ方がまるで異なること。
洗剤なしでまわすと、フィルターの油汚れがかなり目立つ。使った時には、食器はもちろんのこと、庫内全体がかなりピカピカに仕上がるのだ。

ただ、とっても残念な点がある。
それは、その純正洗剤の香料がきついこと。
キツイというより、口に含むことが前提の食器類を洗う洗剤は、個人的には無香料が絶対にいいと考えている。

きっかけは、子どもたちが毎日使う水筒を洗ったときのこと。
あまりにきれいに仕上がるMieleの食洗機で洗うことがとても楽しくなってしまった。Mieleのサイトを見ると「水筒も洗って」と推奨されているし、高温洗いをするから衛生的にもいいだろうな、と、水筒も洗うことにしたのだ。

すると数日して、長女がこんなことを呟いたのだ。

「ねぇママ、最近水筒の水がめっちゃ変な味がする。
たぶんこの食器洗い機使うようになったからだと思う」

あー、私の予感は的中したのだった。
水筒という形状を考えると、筒の中に洗剤の香りが入り込み、残り香として残ってしまうのかと思われる。

この出来事をきっかけに、水筒は手洗いをすることに変更したのだった。

Mieleの食洗機で残念な点3:純正に拘るとランニングコストがかなりかかる

Milele食洗機の初期導入費用は決して安くはない。
ただ、人件費に置き換えると、これはあっという間にペイできる金額だと思われる。

一方でMiele公式サイトで販売されている数々の純正洗剤。
この純正洗剤が、日本の量販店等で販売されている洗剤と比較すると、かなり高額なのだ。

たとえば、クーポンでたくさんもらったものの、洗剤自動投入が叶うPower disk®︎。この洗剤はECOプログラム使用時を想定して、約20回使えるというが、価格はなんと1,980円。
ざっくり1回あたりの使用料金が、100円と結構高額である。

便利な機能ではあるが、先述した通り香料がネックだなと思っている。

そして庫内洗浄のための専用洗剤。
何点かあるが、純正のものだとなんと1回あたりの使用料金が1,980円。高いっ。

Miele製品導入の際、初期費用よりもランニングコストがかかるということを懸念する方もいるというのは、後日調べてわかった話だ。

Mieleの食洗機で残念な点4:乾燥面

これはエクレアパーツショールームを訪問した時に教えてもらい、覚悟していたことではあった。
というのがやはり、乾燥に関しては不十分な面があるということ。
Mieleの食洗機はそもそも高温洗いをしてその余熱で乾かすという原理。「乾燥機能」が存在しないため、特にプラスチック製品など容器の裏などに水濡れが残りますよ、と言われていたのだった。

そして「余熱で乾かす」ということは、その時間も加味しておくのが、もっとも人の手を介すことなく合理的な運用方法になるということだ。

実際に使ってみると、ガラス製品や食器類は問題ないが、やはりプラスチック製品は結構水滴が残る。

我が家では大概、夕食後1日分の食器を食洗機に入れて運転スタート。翌朝食器棚に片付けるというルーティンで日々過ごしている。
あまり使わないので負荷に感じることもさほどないが、プラスチック製品はクロスで軽く拭き取ってから収納するようにしている。

その「余熱で乾燥する時間」という存在を考慮するとやはり、Mieleの食洗機はこまめに回すというより、1日分の食器や調理器具をまとめて夜にまわすというのが光熱費や水道料金の節約にもつながるし、合理的な運用だと思う。

さいごに

前後編に分けてMiele食洗機を使ってのリアルを、メリット・デメリット両面から書いた。

とはいえ以前記事にもしたとおり、両面踏まえてもそれでもなお、私はMieleの食洗機を取り入れて本当によかったと思っている。

コスト面に関して追記すると、たとえばこんな考え方もあると思う。

我が家と同じ60cm、Autodos機能付きのものの本体(送料・設置費用込み)が 561,000円とする。
一方で、食器洗い〜乾燥にかかる作業を人件費に割り返して計算してみよう。

たとえば1日あたり1時間を食器洗いに費やしていると仮定。
人件費を1時間あたり2,000円とすると、1ヶ月(30日と仮定)に6万円の支出となる。

ということは、なんとたった10ヶ月使用するだけで、元がとれる計算になるのではないか。

私たちはMieleの食洗機を実生活に取り入れることで、これまで食器を洗うという行為にかけてきた時間を、自由な時間へと変換したのだ。
要は、時間を買うことができたのだと思っている。

本当に素晴らしい決断をしたと思う。
(より乾燥に強い機能をもつという、BOSCHやガゲナウの使用感も気になるところではあるが・・・)

前後編に分けて書いたMiele食洗機のリアル。
そんなわけで、個人的にはとってもお勧めです。



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