住んでみて初めて実感。"照明"に関する失敗【5人家族都心築52年マンションリノベ記】
こんにちは、mizutamaと申します。
2024年1月11日より都心部にある築52年の自邸を、スケルトンからのリノベ工事をしました。おかげさまで4月下旬に引き渡しが無事完了し、5月1日にすっかり生まれ変わった自宅へと戻り、早くも4ヶ月半が経過しました。
9月も半ばを過ぎましたが、まだまだ猛暑に近い気温が続く東京都心部。
以前記事にしたように、二重サッシの恩恵に感謝しまくる毎日です。
夫、私、高校生、中学生、小学生それぞれ1人ずつ、合計5人家族のヴィンテージマンションリノベ記録。同じような状況でリノベを検討している方や、状況は違えど住まいやインテリアについて興味を持っていらっしゃる方の何かのヒントになればとブログの更新を続けております。
詳細な自己紹介はこちらの記事、また100本以上に及ぶ過去記事のINDEXは以下にまとめております。何かのヒントになることがあるかもしれません、ぜひご覧くださいね。
今日記事にするのは、「照明」に関して。
概ね後悔なく気に入っている今の我が家ではあるが、住んでみて「あれ・・・?」と、いくつかの不具合を感じた点はある。
よろしければ過去記事、
「すでにちょっと後悔していること」編をご覧ください。
躯体や法律、一定ルールの許す限り、原則なんでもできるのが家づくりもしくはリノベ。
工事着工前の、「照明」に関する打ち合わせの時。
「ぎょえー、こんなことまで決めるのかぁ」と、楽しい反面、もう私の決断キャパを超えかけて、リアルタイムでの処理が追いつかなかったことは記録しておきたい。
はじめに
最初に伝えておきたいこと。
タイトルには「失敗」と書いたものの、その一言では誤解がある気がする。詳しく説明するなら、
照明に関して、「もう少し深く考えておけばよかったなぁ」と感じている課題があるということ。
少なくとももしもやり直すことが可能ならば、ここに関しては定義しなおいしたい。そう考えているポイントがいくつかあるのだ。
今家づくりをされている方も、この照明に関する点は盲点になりがちかもしれない。そう思い立ち、今回記事にさせてもらうことにした。
照明の失敗その1:子ども室(兄弟の)のダウンライトの位置
これに関してはもう、本当に盲点すぎた。
設計図面という二次元に囚われ過ぎて、立体的に思考することが欠如してしまったが故の失敗だと思っている。
というのがダウンライトを、4歳差の兄弟が寝るベッドの真上に設置してしまったこと。
最近すっかり遅寝の中2の長男(ベッド下段)、それに反して比較的早くに眠る小4の次男(ベッド上段)。成長期の4学年差の生活様式の違いは、実は結構大きい。
たとえば次男は日頃遅くとも22時には就寝するが、長男は特に定期テスト前などは23時くらいまで起きていたりする。ということは、4つのダウンライトが全点灯状態。
はっきり言って、かなり眩しい。
この二人の生活サイクルのズレに対する配慮が欠落した上で、単に部屋の中心部にと配置したダウンライト。
眠る時に電気はいらない。むしろ、過度な光は睡眠の質を低下させるという話もよく聞くのだから、暗い方がいいのだ。
ダウンライトはベッドの位置を外して設置するべきだったとしみじみ思っている。
照明の失敗その2:玄関+ホールの人感センサー
続いて2つ目。
「よかれ」と思って設置した、玄関+ホールの人感センサー。
来客時手が空かない時。もしくは両親や兄弟が不在時、子どもが一人で帰宅する際。
玄関が真っ暗であるよりは、電気がついた方がいいだろうな、と想定して設置した人感センサー。
ところがいざ生活が始まってみると、その人感センサーの感度が良過ぎて、必要のない時にまで点灯してしまうということに困ってしまった(笑)。
たとえば上の間取りをみるとおわかりいただけるかと思うが、この人感センサーは
帰宅時(玄関ドアから入室)
子どもが深夜トイレに行く時(就寝時自宅が暗いことを想定して)
LDKサイドから玄関orトイレへ向かう際
上記3つの動線パタンを想定して設置してもらった。
電源をONにしておけば、想定通りの機能を成してはくれるものの、実はセンサーの感度が良過ぎて、たとえば3.のLDKにいる時、画像左下青い人物像のように室内ドア手前のところにいるだけでセンサーがキャッチし、自動で電気がついてしまうのだ。
要するに、キッチンへは頻繁に出入りする私が自宅にいる時には、かなりの頻度で人感センサーが反応してしまって、ちょっと煩わしく感じてしまうほどに。
かくして、角部屋で大変日当たりのいい我が家では、日中はこの電源はOFFにして過ごすことが多くなっている。
それでは、「(この位置に)人感センサーは付けない方がよかった?」と聞かれると、そこに関しては何とも言い難い。あったら便利なんだろうが、今のところ予想外にその恩恵を実感できていない、というのが正直なところだ。
照明の失敗その3:主寝室のダウンライト
以前「室内窓に関して後悔していること」の記事でも書いたが、我が家族はそれぞれ、就寝起床時間を含めた、生活サイクルが微妙に異なる。
主寝室の隣にリビングがあるにも関わらず室内窓を設置してしまったことで、早朝起床のため早めに眠る私にとって、リビングから零れる照明が眩し過ぎることが入眠を妨げられる感じがしている。
その話にも通ずる話かもしれないが、たった6畳程度。ほぼベッドで占有された寝室に、ダウンライト4つはほぼ不要。実際生活をしてみるとほぼ意味を成していないと、感じるのだ。
だって基本は、眠るための部屋なのだから。
見方を変えるなら、この主寝室とリビングだけは、調光機能(割高になるが)を取り入れてみてもよかったのかもしれない。
ただ一方で、「明るさ」に関しては好みに依るところも大きいのかと思う。たとえば私は自然光が好きで、照明は暗くなるまで極力つけない。というのが、過剰な照明は、なんとなく疲れやすくなると感じるのだ。
逆に同じ家族でも、夫はすぐに照明をつけたがる。曰く、「暗い」そうだ。
さいごに
こうして生活してみると、照明の種類や設置位置に関しては、ある程度の立体的な思考ができれば、納得のいく決断ができたのかもしれないとも思う。
照明設置のポイントとなるのは、大きく以下の2点だと思う。
もうダウンライトは埋め込んでしまっているので再工事を依頼するまではないな、、、とは思っているが、特に「就寝環境」というキーワードは照明の設置についてとても大切なことになると思う。
これから照明を計画する方は是非参考にしてみてください。
リノベ計画段階での私の照明に関する考え方の記事はこちらより。
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