日本のへそからぶらりたび 兵庫県西脇市・西脇10山 鳴尾山編
ふらっとふるさとに帰って家でゴロゴロするのもありかなと思ったのだが、図書館で『兵庫県の山』という本を借りてせっかく兵庫県で生まれ育ったのだから日帰り登山してみたいとふと思った。
鳴尾山編
西脇10山への挑戦
山に登るといっても鉛のような体ではアカンと思い、地元西脇市の山を登ってみるかと決めた。
西脇市観光協会のホームページによると西脇市の山の中から10ヶ所の山を選定したそうで、「西脇10山」と呼ばれている山がある。10ヶ所なら自分でもできるんちゃうかと思った。
なぜそう思ったのかというと兵庫県西脇市は播磨平野の北端、中国山地の連なりが始まる地点であることもあり、低山が多く初心者でも登りやすいという地理的条件があると感じたからだ。
こうして『西脇10山 登山制覇への道』が始まった。
鳴尾山登山
10山登ると決めたら次はどこに登るねんという話になるわけだが西脇市駅から近い鳴尾山(なきやま)を選んだ。
今回は登山口からではなく裏登山道から登った。
入り口を探すのに10分から15分程かかった。
実際に入り口を見るとゴロゴロと大きな岩、雑草が生い茂っていて、ホンマに大丈夫かいなと思い、おそるおそる入り口に入った。
一旦は鳴尾山城跡に向かうことにした。
なんやかんや初めての鳴尾山で、不安とワクワクが入り混じり暑さに耐えながら足を動かしながら道なき道?を登っていった。
10分後くらいに城跡が見えてきた!!
蜘蛛の巣が鬱陶しいと思いながら登ったが
頂上ついて、山からは見下ろす地元を見ると少しホッとした。
少し水分補給してから、きた道を戻るかそれとも新しい道で下山するか考えた。
低山なら新しい道も行けると思い後者を選択。
下りは上りよりも急な坂を下って下山。暑さで足が少しガクガクして怪我をしないように気を引き締めて下った。
下って10分ほど愛宕山と書かれた看板を見て出口がすぐそこにと確信した。
なんとか体調も崩さず無事下山できてホッとした。そのあと登山道の近くにある弥勒堂と呼ばれる地蔵堂へ。
山城を楽しむためには城のことも理解せないかんと思いながら鳴尾山を後にした。
下山してから近所の住民の方がいたので挨拶をして少しだけ雑談した。雑談の中で地域の集落や昔の街並みについて教えてもらった。
話の中で最も印象に残ったのは「獅子舞」の話だった。この時期になると獅子舞が遠くからやってくるらしい。詳細は書くのは控えておく。普段大阪にいて方言が封印されてる僕でも住民の方との会話では播州弁が少し訛っていた。休日は地元でのんびりもいいなあと改めて思った。
鳴尾山登山を終えて
久しぶりの登山を終えて、残り9つの山も登って
昔小さい時に登った兵庫県多可町にある千ヶ峰、今気になっている加古川の高御位山も登ってみたいと目標ができた時間だった。高校球児とまではいかないが体力をつけて長く旅ができるように。
そんなことを思いながら大阪で文章を書いた。