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詩の世界を旅する——5年国語扉詩「銀河」で広げる言葉のイメージ

5年国語扉詩「銀河」(光村図書)授業展開

言葉の美しさに触れる——「銀河」の授業実践
新しい学年のスタートにふさわしい詩「銀河」。 この授業では、詩を通じて言葉の持つイメージや多様性に気づき、豊かな感性を育むことを目指します。


導入(5分)

まずは、「銀河」や「天の川」について、子供たちが知っていることを尋ねます。 「銀河って聞いたことある?」「天の川を見たことがある人は?」

子供たちが自由に発言できるようにしながら、宇宙の写真やイラストを見せてイメージを広げます。


展開(45分)

1. 詩の朗読

先生が詩を朗読します。

「目を閉じて聞いてみよう」 「教科書を見ながら、どんな世界が広がるか想像してみよう」

詩のリズムや響きを大切にしながら、言葉の世界に引き込むことを意識します。

2. 言葉の意味を考える

「銀河」や「乳の道」といった表現の意味を、図鑑や写真を活用しながら確認します。

・「銀河」はどんなもの? ・「乳の道」とはどういうこと?

具体的なイメージを持たせることで、詩の世界がより豊かになります。

3. 発問と対話

『銀河』と『乳の道』のイメージは?

「銀河」と「乳の道」、それぞれの言葉からどんなイメージが浮かぶか発表してもらいます。

例: 銀河 → 壮大、神秘的、美しい、遠い
乳の道 → 親しみやすい、温かい、白い、日常的

黒板やワークシート、タブレットPCに書き出し、クラス全体で共有します。

「どっちもいい名前」という意見に共感できる?

詩の最後の「どっちもいい名前だなあ」という言葉に共感できるかを考えます。

・共感できる → 両方の名前が銀河の異なる側面を表している
・共感できない → 科学的な名前は一つであるべき

さまざまな意見を尊重しながら、子供たちの考えを深めます。

なぜ、この詩を学年の最初に学ぶのか?

「この詩を最初に学ぶ意味ってなんだろう?」

子供たちと一緒に考えます。

例: ・言葉の面白さや多様性に気づくため ・身近なものと壮大なものを結びつけることで、日常の不思議を感じるため ・異なる視点を持つことで、視野を広げるため


振り返り(10分)

「今日の授業でどんなことを感じた?」

言葉のイメージ、表現の豊かさ、詩の面白さについて自由に発言してもらいます。

子供たちの感想を通して、言葉の多様性や美しさを再確認できる時間になります。


評価のポイント

✅ 詩の言葉から自由にイメージを広げることができたか
✅ 一つの対象に対して複数の表現があることを理解できたか
✅ 自分の考えを伝え、他者の意見を聞くことができたか
✅ 詩を通して、言葉の面白さや多様性を感じることができたか

「銀河」と「乳の道」、どちらも美しい言葉。 詩の世界に触れ、言葉の魅力を味わう授業になるよう、ぜひ実践してみてください!


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