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何かを選んだら、何かを手放さなきゃいけないということを体験中

もう少しで、転職して3ヶ月が、一人暮らしを始めて半年近くが経とうとしている。
どちらの道においても大勢の先輩がいる中で、まだまだ駆け出しではあるが、少しずつ、ほんの少しずつ、板に付いてきている気がする。

前回投稿した彼とのちょっとしたトラブルを境に、「そう言えば人間関係が変わってきているなぁ」と気が付いた。
ざっくりと言えば、友達とほとんど会わなくなった。お金がないから私から頻繁に誘うことは出来ないし、あちらから声が掛かることも、ここ最近はない。ぶっちゃけ一人が気楽で結構好きな方なのだが、結構寂しい。
会ってないから分からないのは当たり前だが、あちらにも人生という広い意味での生活があるし、ニヒルにならずに私から声を掛ければ良いことだとも思っている。ただ、休みの日に気の赴くままにぐうたらと過ごす良さと効能を知ってしまったので、気が向いたら声を掛けさせてもらおうと考え中。
そしてちょっとだけ「人間関係の断捨離」をした。理由はシンプルで、なぁなぁな人間関係に掛けられるお金のゆとりがないからである。
気分屋過ぎてめっきり会わなくなった友人からは、何故か誕生日プレゼントだけ送られて来るので、LINEの(私の)誕生日設定を消して、日をおいてブロックしたりと、正直心が痛いししんどいが、なぁなぁだったものを切り離した。

大きく変化を感じたのは周りとの関係性だが、他にも
・健康になった
・家族の存在が昔以上に尊く感じるようになった
・ケチになった
(実家暮らしの時のように、退勤の度にスタバに寄ったり、「何となく良いから」というフィーリングでお金を使えなくなった)
・メンブレを建て直しやすくなった
(同居家族の合わない価値観に引っ張られることがなくなった為)

などなど、一重に善し悪しをつけられないが、ただ実感として、あの時(前職実家暮らし)持っていたもの、持てずにいたものが、今手元にあったり、離れていたりという事実を感じている。
ごくありふれた、陳腐な話ではあると思うが、こうして書き出してみると、一人があれもこれも持つことは無理なんだなと改めて学べた気がする。物事は流動するんだと、全ては借り物なんだなって。

そしてもう1つ、あれもこれもは出来ないし、失敗もする、極めて凡人な自分を認めることに力を注ぎたいと思うようになった。

「隣駅のバイト先で毎日寝坊する」「モンブラン100個をひっくり返す」
そんな著者が、「ポンコツ」なままで生きていくヒントを記したエッセイ

最近こんな感じのゆるふわエッセイも手に取るようになったのは、その変化に付随する変化かな?とも思ったり。
中でも、「やめなければいつかなんとかなる」は読んでて力を貰った。
今の仕事に良い感触を感じられず、でもぱぱっと辞めるような決意にも考えにも至らない今のグレーゾーンな自分を、白黒つけようとする極端な思考から切り離してくれるような感じがして心地が良かった。

今の歩みが良い結果をもたらすという期待は、そうでなかった時に脆く崩れ去る弱さと紙一重だと自分は思う。
だから、どんなものも「これでよし(OK)」って流せる余裕があればと思う。
今の人生一周目だしね。

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