仕事のアシスタント的にAIを使える日が来るのか。ChatGPTで質問してみた。
AIについて。ソフトウェア開発や事務処理でも、
テスト自動化、単純な作業の自動化とかで、
RPA的なソフトは使うことはある。
(人間で設定や介入は必要)
でもそれは自動化プログラムで、AIという感じではない。
自由会話ができるAI(チャットボット) Chat GPT。
こっちは、自由会話できて、AI って感じがする。
昨年11月に一般公開され(登録すれば現在は無料)
登録して会話AIの進化を興味津々でいろんな質問や文章にどう回答がくるか試してみてはいた。
でもふと思った。
仕事のアシスタント的にAIを使える日が来るのか?
そこで、ChatGPT に以下いくつか質問を
試してみました。
1〜3は、Excelについての質問。
4は、業務についての質問。
1.まず最初はExcelの既知の簡単な機能を質問。
※以下は実際のChat GPTの画面ではありませんがその転記です。
入力した質問:
Excelで、合計値を計算したい時に、便利な関数は、何がありますか?
Chat GPT回答:
Excelで合計値を計算するために便利な関数には、以下のようなものがあります。
1. SUM関数:指定した範囲のセルの合計を計算します。
例えば、=SUM(A1:A5)と入力すると、A1からA5のセルの合計値を計算できます。
2. SUMIF関数:特定の条件に合致するセルの合計を計算します。
例えば、=SUMIF(A1:A5,">10")と入力すると、A1からA5のセルのうち、10より大きい値を持つセルの合計値を計算できます。
3. SUMIFS関数:複数の条件に合致するセルの合計を計算します。
例えば、=SUMIFS(A1:A5,B1:B5,"=Red",C1:C5,"<10")と入力すると、B1からB5のセルが"Red"であり、C1からC5のセルが10未満であるA1からA5のセルの合計値を計算できます。
4. SUBTOTAL関数:フィルタリングやグループ化などの操作後の合計値を計算します。
例えば、=SUBTOTAL(9,A1:A5)と入力すると、A1からA5のセルの合計値を計算できますが、フィルタをかけている場合は、フィルタリングされた範囲内の合計値を計算します。
これらの関数を使うことで、Excelで簡単に合計値を計算することができます。
まあ、これは既知だし、ググればでてくるので。
でも一つ発見。sum関数だけでよかったけど、
4のフィルタしてるときに合計するSUBTOTAL関数ってあったのね。いつも別のとこにコピペするか、選択して欄外に出る合計値などをみてた気が。
2.次にもう少し込み入ったExcel機能の質問。
入力した質問:
Excelで、取引先ごとの時系列での販売実績のリストがあります。
リストには、取引日付、取引先会社名、取引価格の列があります。
これを、月ごと、取引会社ごとに、取引価格の合計値を出すには
どのようにしたらできますか?
ChatGPT回答:
このような場合、Excelのピボットテーブル機能を使うことで、
比較的簡単に月ごと・取引会社ごとの販売実績の合計値を
出すことができます。以下の手順で行うことができます。
1. リストの範囲を選択します。
2. リボンメニューの「挿入」タブから「ピボットテーブル」を選択します。
3. 「ピボットテーブルの作成」ダイアログが開きます。データの範囲を自動的に選択する場合は、既に選択されている範囲を確認し、
「OK」をクリックします。手動で範囲を選択する場合は、「データ範囲を指定する」を選択し、範囲を手動で指定します。
4. ピボットテーブルが新しいシート・・・
(以下ピポットテーブルの説明が続くので、省略)
これも時間を要さずに回答(数秒から数十秒程度)。
日本語の文章と質問の意図を理解してるのがまず素晴らしい。
質問の内容からピポットテーブル機能でできる回答されてる。実際にExcel操作はしなかったけど、多分できるんでしょう。
ネット検索で質問文では、いい回答はでない。
ピポットテーブルと機能名で調べれば、
ネット検索でたくさん出るけど。
やはりChatGPTのが優れてるのかな。
3.もう一つは少し意地悪というか、回答が見つからなさそうな質問をしてみた。(少し長いですが)
入力した質問:
画像の中に、Excelに転記したい文字と数値の情報が大量(数千件)にあります。
PCにソフトウェア追加するには管理部門に申請が必要で、
それには数日かかります。
windows10とofficeぐらいしか導入されていないPCを使っています。
今日中に実施したいのですが、どうすれば、いいですか?
ChatGPT回答:
以下の手順で実施することができます。
1. 画像内の文字と数値を手作業でExcelに入力することができます。
ただし、数千件もある場合は、非常に時間がかかるため、
手間がかかることに注意してください。
2. OCRソフトウェアを使用して、画像内の文字を自動的に認識し、
Excelに転記することができます。OCRソフトウェアは、
文字認識機能を備えた無料のオンラインツールがありますので、
それらを使用することができます。ただし、認識精度には限界があり、
手作業で修正する必要がある場合があります。
3. スマートフォンにOCRアプリをダウンロードし、
画像を撮影して文字認識を行い、Excelに転記することができます。
これは、手間がかかるため、大量のデータを処理する場合には適していません。
4. 画像内の文字を手書きし、それをスキャンしてPDFファイルに保存し、
オンラインのPDF変換ツールを使用して、PDFファイルから
Excelファイルに変換することができます。ただし、手書きの文字は、
OCRと比較して認識精度が低いため、手間がかかる可能性があります。
以上のような手段で、今日中に実施することができます。
ただし、手間がかかるため、時間に余裕を持って取り組むことをお勧めします。
また、データ量が多い場合は、OCRソフトウェアを使用することができますが、
認識精度には限界があり、手作業で修正する必要がある場合がありますので、
その点にも留意する必要があります。
回答は、やはりまず、日本語の意味や文脈の意図に対して、ほぼ的確に回答できてることが素晴らしい。
1の回答、手作業、だよね、まずは。
2の回答で、オンラインでOCRするのがあるんだね、と思う。ソフトをPCに入れられない点は考慮できてる。
驚いたのは、3の回答。
スマフォ側に読み取りソフトを入れて、スマフォで写真を撮って、読み取ってそこから転記という発想は、想定してなかった。確かにその手はあるね。
4はPDFにできるツールが必要な気もするが、まあそのやり方もあるだろう。
さて、ここまで、あくまでもExcelとかツールに関する質問にしましたが、
4.最後に、業務で問題が起きた時にどうすれば良いかを想定例題を考えて、質問してみた。
入力した質問:
あるITシステムの運用をしているヘルプデスクで、
顧客からある件の対応が遅いとの連絡がありました。
複数の人でメールを共有していますが、小規模なチームなので、
自動で受け付けるようなシステムは導入していず、
口頭で声を掛け合って、問い合わせが来たら対応していました。
このときの回答が遅れた原因は、メールの振り分け設定で、
問い合わせ以外のフォルダに振り分けされていて、
通常そこのフォルダには問い合わせ以外のメールが届くため、
ヘルプデスクのメンバーが気づくまでに時間がかかったためでした。
顧客のメールのタイトルが規定のフォーマットにはなっていないため、
適切にフォルダ振り分けされませんでした。
顧客のクレームに対してどのようなことをすれば良いですか?
ChatGPT回答:
以下のような手順で対応することができます。
1. まず、顧客に謝罪の意を表明し、問題が発生したことを認めます。
また、今後同様の問題が再発しないように、対策を取ることを伝えます。
2. 次に、フォルダ振り分けの問題を解決するために、
顧客からの問い合わせに関するメールのタイトルのフォーマットを
統一します。顧客には、問い合わせの際には特定のフォーマットで
タイトルを付けるように要請することが考えられます。
3. さらに、フォルダ振り分けを自動化するシステムを導入することも
検討してみてはいかがでしょうか。例えば、顧客からの問い合わせのみ
を特定のフォルダに自動的に振り分けるようにすることができます。
4. 最後に、今回の件を教訓として、問い合わせに対する対応の迅速化を
目指すよう、ヘルプデスクのメンバーに対して再度指導することも
検討してみてはいかがでしょうか。
以上のような対応を行うことで、顧客の信頼を回復することができます。
長めの質問の文章、文脈、質問の意図を、
ほぼ理解できているように見えた。
やはり、それがすごいです。
回答は、教科書的なものではあるけど、
的外れではない内容でした。
私の意図では、
タイトルのフォーマットはもともと決めていて、
顧客がまちがえていた、というの想定なのと、
フォルダ振り分けは自動でされるのでメンバーが気づかなかった、という想定ではあったけど、質問に書いてないから、それは分からないよね。
とはいえ、回答例としては、おおむねいいと感じました。
今度、トラブル起きたら、ChatGPTに聞いてみようかな。
ただ、質問によっては、だいぶん的外れだったり、
間違った回答もあるので、その辺は課題と思います。
ChatGPT みたいなAIが、
今後仕事で利用できるようになるといいなあと。
(現時点でも、プログラム作成を依頼して、簡単なプログラム作ってくれるようだし 、そういう利用もできる)
昔のドラマの
ナイト2000の車に搭載されてるAIみたいに、
仕事の相棒的なAIとか、できないのかな。
ChatGPTの試した回答結果からは、
今後に期待できそうです。
ChatGPTのサイトは以下です。
登録すれば今は無料で使えます。
日本語にも対応してます。