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つま先歩きをする子

子供たちの様子を見ていると、かかとをつけず、つま先だけで歩いている子がいます。
私の経験でしかないのですが、割合からすると特別支援学級の子供たちの方が、多いような気がします。

歩くときに、ちょっと弾んだように歩くのが特徴的で、中には、かかとは浮いた状態で、つま先のみで擦って歩くような歩き方をする子もいます。


私自身、原因は身体的なものなのか、体幹が弱いなどの他の要因があるのかは詳しく分かりませんが、印象としてよく転んでいるように感じます。


怪我をしてしまったり、その後心が折れて、学習や生活に支障が出てしまったりすることもよくあります。


ですので、正しい歩き方というよりは、転びにくい歩き方を教えてあげるのがよいと考えています。


よく、私が体育の時間や朝の運動の時間にやっていることは、なるべくかかとや足の裏全体を使うようなトレーニングをするようにしています。

◯かかと歩きでおにごっこをする。

◯かかとだけをついてジャンプをする。

◯竹を半分に切った運動器具の『竹踏み』を土踏まずのところでバランスをとる。

◯片足立ちでバランス運動をする。

◯床に敷いたタオルを足の指だけを使って、引き寄せる。

など、足の裏の筋肉を鍛えたり、動かしたりするトレーニングはたくさんあります。


またそれに合わせて、倒れたときに咄嗟に手をついたり、バランスを立て直したりすることも大切です。手押し相撲や手を持った引き相撲、前にゆっくり倒れながら、手をついて、体を支える運動や腕立て伏せの姿勢をキープするなど、生活をしていて、怪我をしないためのトレーニングをしていくことも大切になってくると思います。


そうでなくても、外に出て運動する習慣がなかったり、家の中でゲームやタブレットばかりになっていたりすると、なかなか鍛えられないまま、体が大きくなってしまい、自分の体重を支えることができず怪我につながってしまうかもしれません。


インターネットでも、特別支援教育がやっている体幹トレーニングなどを検索することができますので、怪我の予防のためにも、お家で、保護者の方と楽しみながらできることを始めてみてください。

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