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失敗や間違いを受け入れる大切さ

お子様が失敗や間違いをしてしまったとき、どのように対応しますか?

もし、お子様が
「〇〇を壊してしまった」などと、失敗したことを伝えてきたら、どのうに、言葉をかけるでしょうか?

私は、失敗や間違えをしてしまったときの、大人の対応はとても大切だと考えています。

失敗したときの状況や気持ちをしっかり聞いてあげて受け止めるのか、そこで感情のまま怒ってしまうのかによって、子供たちのこれから言動が大きく関わってくると考えています。


そのように感じたのも、
以前、通常学級の担任の先生が、授業の中盤あたりで、ある子が教科書を持っていないことに気付き、
「何で、授業の始まる前に言わなかったの!」
と、叱っていました。

その子は、うつむいたまま、ただ叱られていました。

授業後、その忘れてしまった子に私が、
「授業前に言いに行けなかった?」
と聞くと、

「前に『忘れました』と言いに行ったら、叱られたから言いに行けなかった」
と、話してくれました。

「教科書がなかったら、授業中困るんじゃない?それでもよかったの?」
と聞くと、

「分からない方が、怒られるよりまし」
と言っていました。



この状況を見聞きして、少し悲しくなりました。

おそらく、その子は日頃から忘れ物が多いのかもしれませんが、もうその話題を先生にすることで叱られるから、ただ隠している状況になってしまったのだと思います。


もう、その子と先生との間には信頼関係はないですよね。

失敗や間違いを言っても、言わなくても叱られるから、嫌になるのは当然だと思います。


ですから、
間違えを言いやすい雰囲気、つまり、失敗したときに必ず自分(子供自身)の言い分を聞いてくれて、それに対して、失敗への対応や改善できるような具体策を提示してくれる安心感をもってもらうことが大切だと思います。

◎失敗してしまったら、〇〇で対応しよう。
◎次失敗をしないように、紙に書いて見えるところに貼って意識しよう。
などですね。


失敗や間違いをその場だけの感情で否定しても、次にはつながりません。

生活していて、お子様が失敗する場面はたくさんあると思いますので、意識されるとよいのかなと思います。

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