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Photo by
marcovesamemucho
勇気ある人々の行動に涙が溢れた。私には出来ないかも知れない。
日航機と海保の支援物資を能登に届ける飛行機の衝突は衝撃的だった。
報道の動画を見た。
室内に煙が充満し後、数分、救出が遅れていたら、379の尊い命が失われていた筈だ。
乗務員は毅然としていた。やるべき事を確認するまで、断固とした態度で、微動だにせず臨んだ。
CAは自分自身もパニックの状態にあっただろうに、的確な指示を出し、乗客の不安を和らげる言葉掛けを、出し続けていた。
どのドアを開けるかの判断次第で、生死は分かれる。判断ミスで火中に乗客を導く危険性も有る筈だ。
「頭を下げ、口をタオルで塞いで!荷物は出さないで!」CAが叫ぶ声を、乗客も復唱した。こんな乗客は日本にしか、いないかも知れない。
普通、こんな状況下では、身勝手な言葉が飛び交い、我先に逃げようとする。大混乱が生じ、火に油を注ぐ結果となる事が多い。
子供が何故こんなに冷静でいられたのか?
小学生だろうか?
子供の声で、「早くドアを開けてください!」
「どこが燃えているの?」と冷静に話す言葉が聞こえて来た。
紛れもなくCAやご両親の冷静さのお陰なのであろう。
結果は停止後6分に、先端の扉RL1が開けられ、全員退避出来た。
火と煙を目の前にして、こんな行動の出来る日本人を誇りに思う。何故か涙が止まらない。
亡くなられた海保の乗組員のご冥福をお祈りします。
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