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三菱MRJスペースジェットに乗りたかったな!
私は父の仕事がIHI石川島播磨重工業のジェットエンジン部
技師長だった。
他社の事とは言え、三菱MRJスペースジェットの完成を心待ちしていた。
車との比較では、使用する部品数で格段の差があり、その数100万点を超える。
政府の肝入でもあり、これが日本の基幹産業になれば、裾野の広い、日本の将来に大きな夢が持てると考えた。
試作機も何機も作り、完成後の販売予約も順調で、皆が笑顔だった。
だが型式証明の取得に大きな落とし穴が有った。
度々の設計変更、主翼の強度不足。
画期的な飛行機を作りたいの一心から、新しい素材を積極的に取り入れたそうだ。
飛行機販売の主戦場はアメリカだから、そこの型式証明が取れないと夢は実現しない。
日の丸親方を掲げて臨んだのも、失敗の1要因だったかも知れない。
最初からホンダジェットの様に、アメリカで設計し、アメリカの会社と共同で開発してれば、もっとスムーズにいったのかも知れない。
国交省にも三菱にも、その型式証明取得に関するノウハウが無かったと聞いた。
どんどん内容も変化する中、日本だけで完結しょうとする試みは最初から無理だったのだろう。
予算も、当初の額を遥かに超え、一兆円を超えたらしい。
そのまま延期しても、型式証明を取るのに、更に数千億円掛かるそうだ。
アメリカが最大の顧客で、その国の空を飛ぶのだから、そこの 基準に合わせるのは当然なのだろう。
エッ?
ボーイング社のずさんな品質管理から飛行中、扉が開き無くなったですと!
ガラ空き???
内部告発した社員が遺体で発見されただと?
型式証明は安全を最大の焦点にした検査の筈ですよね!
厳しい検査を受け合格した割には大したことないね!
三菱MRJは意図的に参入を拒否されたのか?
残念なのは何故、最初から、型式証明の研究を徹底的に進め、アメリカの企業と合弁でやらなかったのか!
優秀な民族 日本人だから、機体を作る技術は十分持ち合わせていたと思うが、型式証明はアメリカ的な考え方が多く含まれており、それをクリアするのは、並大抵の事でないのは、想像に難くない。
ホンダは部門こそ、ビジネスジェットだが、アメリカで最初からスタートしたので、今や、人気、売れゆき共にナンバーワンと聞く。
この教訓を、次に生かして欲しい
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