
朝
最近は夜はできるだけ早く寝て、朝に日記を書いたりnoteを書いたり色々としている。
夜は心身ともに疲れていて脳みそが元気に働いてくれないらしい。
まだ暗く誰も起きていないであろう時間に目覚める。
妻と子供を起こさないようにカニ歩きでそっと寝室を出る。
キンキンに冷えた床で目が醒める。
今までも朝活にチャレンジしたことはあるものの結局眠さに耐えられず断念してきた。
だけど今は意外と何の苦もなくできている。
おじいちゃん化を自覚せずにはいられない。
コツは夜に何もしないこと。
何かやりたいことがあったら忘れないようにメモだけ取って夜にはやらない。
朝しかやる時間がないので起きざるを得ないという寸法。
あとは昼寝。
仕事の昼休憩では早くご飯を食べ終わって10分ほど仮眠をとるようにしている。
お昼寝用クッションは持参。
ニトリのもちもちクッション。
昼寝の時間がない日はなかなか苦しい。
睡眠の直後は脳みそが元気なので最高の働きをしてくれるらしい。
その感覚は今のところない。
普通に眠い。
「まだ寝かせてくれよ」と脳みそからの主張が元気になるだけ。
ひんやりとしていて暗くて静かな早朝の雰囲気。
まるでこの世界には自分しかいないのではないかという錯覚に陥る。
外から車の音が聞こえると、「あなたもこの世界の住人ですか」と親近感を覚える。
起きたらコーヒーを淹れる。
湯を沸かしている間にキッチンだけの灯りで照らされているリビングを片付ける。
昨日のまんま。
まだ昨日が続いているような感覚になる。
湯が沸いたらコーヒーを淹れて自分の部屋へ。
部屋ではアロマを焚く。
コーヒーとアロマが渾然一体となり摩訶不思議な香りとなった部屋で昨日の日記を書く。
驚くほどなにも出てこない。
夏休みの日記を思い出しながら書いていたのがどれほど無謀であるか痛感することになる。
それが終わると本を読んだりnoteを書いたり自分の好きなことに時間を費やす。
憩いの時間はあっという間に去っていく。
終わる頃には特に何もしていないことに気づく。
年末の流行語「私今年なにもしてないわ〜」のそれである。
そして人々は次の年の目標を定め、振り出しに戻る。
新年のような朝を楽しみにしながら明日も早起きに挑むのである。