人類滅亡の脅威~巨大隕石衝突の回避方法~
人類の滅亡について考えたことがあるだろうか。
核戦争や疫病の蔓延など、人類存続の脅威になることは沢山ある。
その中でも今回取り上げるのは「小惑星の衝突」である。
太陽系はその誕生以降、天体同士の衝突を繰り返してきた。幸い人類は今のところ天体の衝突を経験していないが、地球がいつ恐竜絶滅時のような危機的な状態に陥るかはわからない。
ある調査機関の発表によると、地球に天体が衝突して人が死亡する確率は、飛行機事故で人が亡くなる可能性とほぼ同じだという。天体の衝突というのはいつか必ずおきることなのだ。
そう聞くといきなり不安になってくるが、地球にはすでにそれらから私たちを守ってくれる「地球防衛軍」のような組織が存在している。その名も「スペースガード」だ。
スペースガードは、地球周辺をにある小惑星の観察及び軌道の計算、スペースデブリ(宇宙空間に漂う人工衛星の残骸)の監視を行っている。また、世界中のアマチュア天文家も、さまざまなデータを大学や各種研究機関に送り、スペースガードの一翼を担っている。
今のところ、この先100年は天体の衝突による人類滅亡は無いというが、軌道の計算は非常に難しく、いつどうなってもおかしくない。
さて、いざ天体が接近してきたらそれを回避する方法はあるのだろうか。
これまで色々な案が考え出されてきたが、一番現実的なのは、飛んでくる小惑星の軌道をそらすことだ。小さなロケットエンジンを小惑星に着陸させ、軌道をずらす案や、小惑星の一点に特殊な塗料を吹きかけ、太陽熱の吸収率を変えることで軌道をずらすという、なんだかムズカシイ案など様々だ。
映画では小惑星に核ミサイルをぶつけて、粉々にするというストーリーもあるが、破片が隕石となって落ちてくると広範囲に被害及ぶだろうし、何より宇宙空間や大気を汚染してしまう恐れがあるため、反対の意見が多い。それでは映画アルマゲドンのブルース・ウィリスは、いったい何をしに宇宙へ行ったのだろうか。
いづれにしても、スペースガードが毎日宇宙を監視してくれているというのは心強いものである。
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