紹介
はじめまして。福井県で小説家として活動をされている山内ゆう先生のアシスタントをさせていただいています。うさゆことたぐちと申します。
憧れの小説家というお仕事をされている方のそばでお手伝いできる立場に立たせていただいてます。あまりお手伝いできていませんが、光栄なことに京都の文学フリマのブースのデザインを任されました。イベントに向けて一生懸命頑張ろうと思います。
先生のアシスタントをさせていただいてから、先生が出版された「ビルを飛ぶ」を読ませていただきました。お恥ずかしながら、「ビルを飛ぶ」という題名と精神科医の方が主人公ということを伺ったので、少し暗めなお話なのかなと読む前はそう考えておりました。
ただ、読んでみたら全くそんなことはなく。むしろ、心温かい深いお話で特に登場人物の方々の心理描写に大きく共感できる部分が多々ありました。
特に未華子さんという登場人物の過去のお話が印象的で、読んでいて泣きそうになりました。
私自身、未華子さんみたいに塞ぎ込んでいた時期があって、少し似た境遇に陥ったことがありました。ただ、私と違って未華子さんはそれをバネに明るく前向きになって我がみちを生きています。
立ち直れた未華子さんの姿は私の理想像で、本人みたいに前向きな性格になりたいなと思いました。
また、自分が落ち込んだ際に主人公の知世さんみたいに本気で心配してくださる友人ができるほどの人間性と大切な友人を心の底から心配できる温かい人になりたいなと思いました。
小説家という職業に憧れを抱くこともあって、自分で小説を書こうと試みたことが何度もありました。ただ、私の性格の問題なのか、挑戦しては挫折を繰り返すことが多く、それ故に実際に小説家さんの凄さをよく痛感できます。これをいうと大変失礼かもしれませんが、漫画みたいにストーリーを考えながら絵を描くわけではないので、小説を書き上げることはとても簡単なことのように始めた当初は多大な勘違いをしていました。
実際に小説を書き上げようと試みると、想像以上に文章を綴るのに苦戦しました。不思議と日本語を重ねていくうちに、だんだん文章が支離滅裂になり。途中からお淑やかなお姫様が武士言葉を喋りはじめるような奇天烈な文章になっていきました。
小説を書き上げることは非常に忍耐力と集中力、かつ文章力が必要です。
そんな能力が必要な中、小説を書き上げ、本を出版し、賞を受賞された山内先生は本当にすごいなと改めて思ったのと、そんな方のアシスタントをさせていただき、小説を書き上げられた方々が集まる文学フリマに参加させていただけるなんて物凄く光栄なことだなと痛感します。
そんな貴重な経験を通して皆さんのようにいつか自分が創作した物語を完成させられることができればといいなと考えております。
現在、小説ではないのですが。絵本を創作しはじめまして、完成したら賞に応募しようと考えております。周りの方々のおかげでなんとかプロットだけでも完成できました。また作業の経過報告などを記事に投稿できればと考えているので、その際は温かい目で見守っていただければ幸いです。
不束なアシスタントではございますが、文学フリマに向けて自分にできることを精一杯頑張ります。何卒よろしくお願いいたします。