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2025/01/25(土)大切な一冊になるだろう。

昨日、郵便受けに「現代詩手帖」2月号が入っていた。28日発売だからだいぶ早い。今号ではぼくも執筆者、というか小池昌代さんと対談をしているので、早めに送ってくれたのだろう。

昨年亡くなった新川和江さんの特集で、新川さんの詩について、ぼくは小池さんと話をしている。

特集には対談だけではなく、多くの論考や追悼文も載っていて、読みでがある。それと、新川和江さんの代表作20篇も載っている。この20篇は、小池さんが10篇、ぼくが10篇を選んだもので、対談の内容も、それらの作品について具体的に話している。

対談を読み返してみれば、二人が新川さんの詩をすごく好きなのだという感じがきちんと出ていて、それがなによりもよかったと思う。

それと、小池さんの発言の中には、そこここに、詩にとって重要な問題点がいくつも入っていることに気づく。それら、詩にとって重要な問題点は、ぼくがさらに聞き返すことも可能だっただろうけど、読者自身がその先を考えることのできるものにもなっている。

「現代詩手帖」は、もう何十年も読んできているけど、ぼくにとって、とても大切な一冊になった。本棚にきちんと並べておこう。

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