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ディスコミュニケーションを防ぐには? - 【推しの子】 #5 -

みなさん、こんにちは。Naseka です。
私は 哲学者・書評家・エッセイスト として、
自らを定義しています。

令和という「タイパの時代」に
提唱する連続哲学シリーズ
「マンガは令和の哲学書!」

今回で【推しの子】シリーズも
第5弾!

いよいよ 本格的に動き出した
「2.5次元舞台編」

アクア は鏑木プロデューサーから
アイ が変わるきっかけとなる
出会いをしたという
「劇団ララライ」のことを聞く。

鏑木氏の紹介で
人気マンガ「東京ブレイド」の舞台化作品に、
劇団ララライと共に出演することになった。

苺プロからは 有馬かな も参加。

アクア を巡って…だけでなく、
役者としてのプライドがぶつかり合う
有馬かな と 黒川あかね

かなちゃん推しの私も、
この後の展開には非常にワクワクしたね。

第5巻は 舞台に出演する面々との顔合わせや
稽古のシーンもあるけど
(姫川との稽古から才能を見せつけてくれる
 かなちゃん 素敵✨)、
やはり本巻で一番の主役は
「鮫島アビ子」先生だろう。

「東京ブレイド」の
原作者である アビ子 先生が、
GOA 氏の書いた脚本が気に入らないので
ゼロから書き直せという。

しかもトドメには
「もう私に全部脚本 書かせてください」
「もう関わらなくて良いです」

とまで言い放った。

この すったもんだの展開には
「この後 舞台はどうなるんだ!?」と思った
読者も多かったんじゃないかな?

最終的には両者は和解して、
(演者以外にとっては)
丸く収まったわけだけど。

吉祥寺 先生が アビ子 先生に
ビシッと言ってくれなかったら、
果たして どうなっていたことやら…

でも脚本騒動に加えて
マンガの締め切りに追われるという
2つの修羅場を潜り抜けた先には、
大きな壁を乗り越えられた
達成感のような清々しさもあったね。

締め切りギリギリに間に合って
安堵した2人のシーンは、
この5巻の中でも特に好きな場面だなぁ。

「雨降って地固まる」

まさしく そんな感じのエピソードだったけど、
この一連の騒動には
考えさせられるところが多かったね。

この根底には
演劇やマンガに限らない、
私たちの日常にも関わる課題が垣間見えた。

そう、私が第5巻に見たテーマは
「ディスコミュニケーション」

そこで 今回は

「ディスコミュニケーションを防ぐには」

というテーマで考えていきたい。


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