「姿勢」 Ⅳ
姿勢に関する怖いお話
私がケアマネとして担当しているおじいちゃんが呼吸不全で入院しました。
呼吸不全は肺炎が原因で起きますが、この方は肺炎もないのに呼吸不全になりました。
考えられる唯一の原因は姿勢です。
パーキンソン症特有の体の傾きがひどく、左肺が機能せず右肺だけで呼吸をしています。
右肺だけで呼吸をしているために、呼吸のための筋肉が疲労してしまったとの診断です。
さらに怖いのは、ご自分の呼吸を考えれば分かりますが、酸素を十分取り入れようとする吸気はできますが、炭酸ガスを吐き出す呼気はなかなかうまくできません。
誰が見ても明らかの傾いている方、呼吸不全に陥る可能性を秘めています。
息を吐くことに意識を向けてください。
呼吸は「息を吐いて吸う」です。