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ほきくんのリハビリ記録㊳  ~料理→~

ほきくんのリハビリ記録㊳  ~料理→
私はこの<記録>を、多くの人と情報を共有したくて
半年以上前のことを思い出しながら、記事にまとめています。
 
いろいろな方、とくに、
大きな病気や怪我等で<リハビリ>が必要になった方に
この記事を読んでいただけるとうれしいです。
 
 
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私は、進行性の<脊髄小脳変性症>という難病を患っています。
 
この病気を治す特効薬もないし特別な治療法もありません。
 
 
唯一、進行を遅らせることができるのが<リハビリ>です。
 
 
 
なのに、私はその<リハビリ>をきちんとやっていませんでした。
「大丈夫。」
と鷹を括って、その<リハビリ>をさぼる日もありました。
 
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結果、
進行が進んでしまいました・・・
 
 
身体はほとんど動きません。
呂律の回りも一層悪くなりました。
しゃべっている相手も私が何と言っているのか、ほとんどわかりません。
 
 
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私は教師でした。
主な仕事は、もちろん、<授業>です。
 
 
病気の進行でうまく話せません。
→ほきくん先生が何を話しているのか、教室の子どもたちはほとんど聞き取れない。
→つまり、大切な「授業」が成立しない。
 
 
 
仕事を辞めました・・・
 
 
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<リハビリだけの生活>が始まりました。
 
24時間ずっとリハビリ!
なんて、できるわけない・・・
 
 
リハビリのプロ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)が教えてくださったことだけを、
ただなんとなくやっていてもほとんど効果はない、
ということはわかっていました・・・
 
どうしたらいいだろう。
 
 
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そうだっ!
 
もしかしたら
<リハビリだけの生活>の中でリフレッシュできる“何か”をしたらいいかも。
 
リフレッシュできたら、明日のリハビリも積極的に取り組めるかもしれない。
 
 
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以前少しだけやったことのある、<料理>をして、
<リハビリだけ生活>をリフレッシュさせよう。
 
 
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私が<料理>をするようになって半年が過ぎました。
 
予想通り、リフレッシュしたら、
明日のリハビリにも積極的に取り組むことができるようになっていました。
 
 
 
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<リフレッシュ>するための<料理>を半年続けてみて気付いたことがいくつかあります。

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