雨の日の宅配ドライバーの愚痴
ご来場ありがとうございます。
今回はただの愚痴です。
普段から愚痴ることがあまり無いので、たまにはnoteで愚痴ってみようかなって思ってしまいました。
本当に申し訳ありません。
優しくお付き合いよろしくお願いします。
僕は宅配ドライバーの仕事をしています。
20歳の頃から、某大手ネコちゃんマークでお馴染みの運送会社に勤め初めて、脱サラして個人事業主になって働いている現在まで、20年間宅配ドライバーをしています。
長いですね。
はっきり言ってプロ中のプロです。
そんなプロでも、雨だけは嫌。
もうそれだけ長くやっていれば、慣れているでしょと思った方。
本当に慣れません。
どれだけやっても、嫌なものは嫌。
ドライバーの中には全然大丈夫という方もいらっしゃるとは思いますが、僕は本当に苦手です。
これを書いている今日も雨なのですが、とりあえず全ての動作の難易度があがります。
体は濡れる。
服は濡れる。
伝票は濡れる。
荷物は濡れる。
車の中も濡れる。
もう心はびしょびしょです。
特に靴が濡れるともう最悪。歩けない。
因みに都心で宅配ドライバーしている方は、運転しているより外にいる時間の方が圧倒的に長いです。
僕で言うと一日20000歩以上は歩きます。
これを靴が濡れた状態で歩くって。
無理です。
長靴履けばって良いじゃんって声が聞こえてきました。
いや長靴で20000歩は歩けない。
無理です。
少なくとも僕は。
長靴の方も沢山いらっしゃると思いますが、僕は足が痛くなっちゃうんで使いません。
とりあえず滑らない防水の安全靴を履きますが、これが重い。
やっぱり靴が重いとそれだけで、20000歩のダメージは足に蓄積されます。
足にダメージが来ると、それは腰へのダメージに変わります。
腰はこの仕事をしている方なら、必ず(言い過ぎ)一度は破壊してしまう人間の最重要パーツです。
僕は腰を破壊して、ネコちゃん運輸を退職。
3ヶ月くらいまともに歩けませんでした。
その重要なパーツにダメージを与えたく無いのですが、雨はそんなこちらの事情など知ったことかと言わんばかりに降り注ぎます。
ああ、雨の日は腰が痛い。(おじさん)
無理です。
まだまだ、序の口。
本当の恐怖は真冬の雨です。
それは想像を絶する冷たさです。(大袈裟)
本当に手が動かなくなります。
服が濡れると強烈に寒さが襲ってきます。
そして容赦なく体温を奪っていきます。
たまらずカッパ(レインコート)を着ますが、そうすると今度は車のシートが濡れるんです。
この状態で寒いから暖房を入れたら、もう大変。
フロントガラスは湿気で真っ白に曇ります。
濡れた雑巾や、曇り止めを使い処理しようにも、シートが濡れたらもうなにをしても無駄です。
曇りが回復するのは束の間。
すぐに真っ白に逆戻りです。
そして泣く泣くフロントの冷房のスイッチを。
これが地獄。
視界をとるか、寒さを我慢するか。
究極の選択。
(絶対に視界を優先するんですけど。)
全てのことに、いつも以上に時間がかかります。
時間は待ってくれません。
ああ、時間指定のある荷物が間に合わない。
先にあっちから回って、また戻ってきて。
あっちゃこっちゃ、そっちゃこっちゃ。
涙を雨で隠します。
普段ならなんでもポジティブに捉えられるのですが、雨の日の宅配はついつい愚痴が出ちゃいます。
仕事中ではないなら、雨は好きなんですけど。
自然の中にいる時の雨の匂い。
すごく好きです。
できれば恵の雨がいいんですけど。
これも捉え方次第だとは思うんですけど。
なかなか難しいんです。
これは好きな人に裏切られる感覚だ。
ちょっと違うか。
雨の日は宅配ドライバーさんに優しくしてあげてください。
お願いします。
全ての外作業のお仕事をしている皆さん。
今日も明日も一緒に頑張りましょう。
読んで頂き、ありがとうございました。