飽き性で 色々趣味を つまみ食い 過去の所業が 今を彩る
長男が中学生になったとき。スマホとバスカードと家の鍵、そして小銭入れを収納する縦型ポーチを購入した。
学校に着いたら、スマホやお金関係は個人の鍵付きロッカーに入れて放課後まで取り出さないルール。いつもの大きな通学用リュックにバラバラに入ってるより1箇所にまとまってリュックと別の方が楽だろうと思って。
小銭入れに悩む。小学校の修学旅行用に購入した財布はやや厚く入らない。せいぜいジュース買うとか学食でラーメンをたまに食べるくらいなので、いくばくかの硬貨と千円札2枚もあれば充分なんだ。ミニポーチくらいでいい。
探し回った。意外に男子向けのミニポーチって売ってない。ピンクやラベンダー色の女子が好みそうなものや、サンリオキャラクター、あってポケモンしかない。これはもう、作るか。となってミニポーチ作りにハマった。
ネットと図書館の本を熟読して試作し、3人のために小学校のバッグ類で余ったハギレを使ってカッコよくシンプルに色違いで作ったあとも、私のミニポーチ作りの情熱は冷めやらず、楽天でハギレセットを購入し、タグ用にスタンプをオーダー注文するほどの凝りよう。
こんなに作ってどうするん？というくらいに作った（といっても全部で15個くらい）ものの、ある日突然飽きた。裁断済みであとは縫うだけの1セットを残してもうだいぶ経つ。
旅行用の歯ブラシを入れているジップロックに爪切りを一緒にしていたらちょっと錆びてしまった。
爪切りがひとつ忽然と消えたので新たに書い直して、錆びないように爪切りをどこに入れるか考えあぐねたあと、そういえばミニポーチに入れたらどう？と思ってヘッダーの写真である。よくない？ まるでこのために作ったかのような。そして、歯ブラシも、ジップロックじゃなくて耐水性のポーチに入れようかな？
このリヒトラブのメッシュケースが丈夫でお気に入り。子どもの塾のテキストを教科ごとに色分けして大きめのB4ケースにノートと共に入れて持って行かせている。以前使っていた5色で安く買ったセットは1年もしないうちにモロモロとあちこちが剥げてきて結局ちゃんとしたメーカーのものを初めから買っておけばよかったと思ったものだ。
このケースの外側の丸い部分、リングフックに手作りミニポーチのファスナーのリング部分もしくはタグ部分を取り付けたら旅行に忘れないし、湿気からも守られるんじゃない？ それは楽しいアイデア！
何に使うわけでもないミニポーチ、なんだかんだ生きているうちに使い道が見つかっていくような気がするね。型紙は残ってるし、作り方は朧げだけど、また作ることがあればマニュアル作って時折り湧いてくる手芸欲を満たす手段にしてもいいかもしれない。