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片付けのビフォーの写真を撮る

義実家の片付け。

コーチングの先生に1時間みっちり片付けについて聞いてもらう。私の頭の中は混沌としていてあっという間に1時間が過ぎた。

まず、やること。キッチンからスタート。冷蔵庫内の片付け、ビフォーの写真を撮ること、洗剤をひとところに集めて分類して行くこと。

こんなにセルフコーチングもしてコーチングの先生にも聞いてもらったのに、キッチンをピカピカにするまでの道のりが全くイメージできない。不思議だ。

とりあえず、今日は、冷蔵庫の中のもののうち3個だけ使うために持って帰るのを目標にする。


まずは、写真を撮ろうか。

全体像、キッチン側、食器棚側、床のもの。ひとつひとつの戸棚を開けて全て撮影していく。冷蔵庫の中、食器棚の棚、引き出しひとつひとつ。食器棚の上の積み上がっているものも。

こないだ来たとき、封の開いてる開いてない合わせて醤油のボトルが6本見つかったと思っていたけど、8本だった。コンロ横に1本、冷蔵庫の扉のトレーに少し残った醤油が2本(処分済み)と半分残った1本、野菜室にも半分残った1本と未開封が2本。そして、もうひとつの冷蔵庫にも未開封が1本。

ポン酢やめんつゆ系も数えてないけど何本か。ポッカレモンやゆず果汁も2〜3本ずつ。いずれも2つの冷蔵庫にそれぞれ。

写真を撮るうちに、なぜ疲れるかぼんやりとわかってきた。1種類のものにつき、住所が1箇所でなく無秩序に散らかっている感じ。醤油が4箇所に点在しているように、鍋の入ってる戸棚も上や下やあちこち、洗剤の置き場所もあちこち、スプーンフォークもあちこち、皿やコップもあちこち。食器棚も冷蔵庫も2つあるけど役割分担されていない。食器棚は普段用と来客用に分かれているわけでもないし、冷蔵庫は片方がおやつ系で片方が食事系かとも思ってたけど全然違った。

極端に言えば分類という概念がなくなった世界線のスーパーや図書館で一つのものを探すような、まるでだだっ広い陸の見えない海にひとり浮き輪とともに放り出されたような不安を感じさせる。何がどこに入っているか何度トライしても覚えきれないくらいの混沌。例えば使ってるのが1本で残りがストックというシステム(我が家はそう)なら何本あっても受け入れられるんだけど。どれも使ってるだと!? どれから使うべきなんだ。私の頭は自動的になんらかの意図や法則を探そうとして忙しく働いてしまい疲れてしまうんだ。

『なぜ?』

『どういうルール?』

この2つのセリフが頭の中を駆け巡る。

以前、戸棚を開けているうちに、探していたおしぼり受けを見つけたように思ったけれど、すぐにどこに入ってたか思い出せなくなったのも納得。おしぼり受けは食器棚に1個だけ、残りの何枚かは流しの上の戸棚のタッパーの中に入っていた。ちなみにおしぼりは、別の引き出し。いや、あれはおしぼりなんだろうか。

造り付けの食器棚の引き出し2段の中に乾燥エビが他の乾物に混じって見る限り10袋は詰め込まれている。賞味期限が1ヶ月ずつ増えていってるから、サブスク? 生協で毎月頼んでいたのかもしれない。

クイックルワイパーが3本立てかけられている。なんで3本もあるんだろう。義母と義姉と姪の3人で同時に使ってた?


や、写真を持って帰って眺めてじっくり戦略を練り直しだわ。とりあえず何か3個ほど持って帰るのはどうするか。目についたポッカレモン2本とゆず果汁1本、あっという間に本格カレーと書かれている瓶を1つ。半分残っているゆず果汁は1年以上前に賞味期限が切れてるから家で処分する。瓶のキャップが取れにくいやつ。はぁ。

そして、もういいかなと思って、冷凍庫の中で潰れたまま凍っているアボカドと凍った柿と凍った柑橘類、霜がつきまくっている冷凍うどんをレジ袋に入るだけ入れて、ゴミ袋に突っ込んで持って帰ってきた。食べられるものは食べてあげようと思ってたけど、心折れた。混乱の中にいて達成感はない。でも、なんだか、今後、自分のものの片付けも捗りそうな予感がする。


次行くときは、片方の冷蔵庫のものをもう片方に移動させてひとつ電源を落とすことを目標としよう。醤油を一列に並べてやるのだ。

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