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通級に通うのは恥ずかしい?授業を見れば考えが変わる!前編


はじめに

もし、あなたのお子様がなんらかの理由で小学校の授業について行くのが難しかったり、運動や身体の使い方が他の子に比べて未発達だな、と思われるなら、もしかしたら学校から
「通級に通ってみませんか?」と提案されるかもしれません。

「支援学級は知っているけど、通級って何?どんなことをしているの?子供はそこに通うのを恥ずかしがったりしないの?」

とさまざまな疑問や不安があるかと思います。

私も息子を通級に通わせているものの、実際にどのような授業が行われているのか見たことはありませんでした。

今回、初めて通級の授業を見学させてもらった感想をまとめてみました。

通級と特別支援学級の違いについて

まず、「通級」という物に聞き馴染みがない方のために、通級と特別支援学級の違いについてお知らせします。

特別支援学級

小学校、中学校等において以下に示す障害のある児童生徒に対し、障害による学習上又は生活上の困難を克服するために設置される学級。
【対象障害種】
知的障害者、肢体不自由者、病弱者及び身体虚弱者、弱視者、難聴者、言語障害者、自閉症者・情緒障害者

通級による指導

小学校、中学校、高等学校等において、通常の学級に在籍し、通常の学級での学習におおむね参加でき、一部特別な指導を必要とする児童生徒に対して、障害に応じた特別の指導を行う指導形態。
【対象障害種】
言語障害者、自閉症者、情緒障害者、弱視者、難聴者、学習障害者、注意欠陥多動性障害者、肢体不自由者、病弱者及び身体虚弱者

文部科学省https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/002.htm

通級の受け方には3種類あります。

⒈自分が通う学校に在任している教師がトレーナーとして授業をしてくれるパターン(息子の学校はこのパターンです。)
この場合は、通常学級の授業を抜けて、校内の他の教室で通級の授業を受けます。

⒉学校に他校からトレーナーが来て、授業をしてくれるパターン。
この場合は、他校に在任するトレーナーが学校来て、児童は自分の通う学校内の教室で通級の授業を受けます。

⒊他の学校の通級に通うパターン。
この場合、児童は通常学級の授業を抜けて、他の学校に出向き通級の授業を受けます。
トレーナーは他の学校に在任しています。

通級の見学に行った感想

まず、前提として息子の通う通級に参観というものはありません。
通常学級と支援学級は、参観も個人懇談もあります。
通級には個人懇談はあるのですが、参観はありません。

私は、noteにも通級のことを書かせていただいているので、出来ればどのように授業が行われているのか実際に見てみたいと思いました。

そこで、トレーナーに直にお願いして授業を見学させていただくことになりました。

通級の授業は、基本的にはトレーナー1人と児童1人の個別指導です。

一人ひとり特性や発達の凸凹が違うので、それぞれに合ったカリキュラムが組まれています。

因みに、私の息子が今現在取り組んでいるのは「ビジョントレーニング」と「感覚統合運動」です。

通級の教室は、通常学級の教室と全く様子が違います。

広々とした教室には机と椅子は2セット程しかなく、半分ほどの床にはカーペットが敷かれています。

壁際には棚が設置されており、ジェンガや本、ペットボトル、けん玉、パズルなどが並べられています。

この一風変わった教室でどのような授業が行われているのでしょうか?


長くなりましたので、前編後編に分けさせていただきます。

続きは近日公開!Coming Soon!

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