自分のせいにしちゃう人
忙しい毎日、ちょっとしたことが積み重なって大きなストレスを感じることも多いでしょう。
特に悪い結果が起きたときなど。それらが全部、自分のせいでこうなったなんて思ってしまうことはありませんか?
雨が降ったのは私のせい、あの人が機嫌悪いのも私のせい、全部うまくいかないのも私のせい!なんて。
ときにはどう考えても原因は相手にあって、自分には全く関係ないことなのに、気がつけば自分のせいだと感じてしまい、自分を責めてしまうことがあります。
それ本当にあなたのせい?
もう、そんなふうに自分を責めるのはやめましょう。
だって疲れちゃいますし、心が壊れちゃいますよ。
過去に誰かに言われて、そのときは確かにあなたに原因の一端があったとしても、それ以降の全ての人生のなかで起きる、あらゆる悪い結果までも、あなたが引き受けてあげる必要はないのです。
「じゃあ、や~めた♪」とは中々いきませんよね。
人のせいにすることも、自分のせいと感じてしまうこの心の動きを止めることも難しいと思います。
というか無理です。
だったらもう「自分のせいで⋯」というフレーズが思い浮かんだら、次のように言葉を変えてみて下さい。「自分のおかげで」という風に。
ポジティブに混乱する
言葉には強い力があります。
「あなたのせいで」と言われたと思うと、
「私のせいじゃねーよ!」と反発する気持ちが湧いてくるでしょう。しかし「あなたのおかげ」と言われていると思うと、人の頭はなぜか良い結果を探し出すようになります。そうしないと気持ち悪いからです。
たとえ、誰かに「あなたのせいだ!」と言われても、「私のおかげでこうなったの?!」とことばを変えるだけで、気持ちが前を向き、心にエネルギーが湧いてきます。自分の頭を良い意味で混乱させるのです。
最後に
毎日の中で、「どうせ私のせいなんでしょ」と無自覚に自分を責めてしまうことが多々あります。そしてそう思うほどに原因を自分の中に求めてしまいます。
それを「私のおかげなの?!」と言葉を少し変えるだけで、心がずっと軽くなります。
誰かにとっての悪い結果も、自分の中にある、よりポジティブな未来へと続く探求の始まりになります。
最近自分のせいにしてしまった出来事はありますか?それを一度「私のおかげ」に変えて、考え直してみてください。自分を責める時間がぐっと減り、前向きな言葉が頭の中でずっと鳴り響く日々へと大きく変わることでしょう。
秋元理央