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🔰症状別漢方(舌) 舌の色がおかしい
正常な舌は淡紅色で光沢があり、
しっとりと潤っています。
中医学では舌診を
よく行っているようですが、
私の場合は、胃腸症状の相談が
ある場合以外、あまり診ません。
そうは言っても、気血の流れ
具合を知る方法として、
爪や舌を見る方法も知っていて
いいでしょう。
舌の観察は、形、色、大きさ、
舌苔(ぜったい:舌の表面に付く
苔状もの)、舌裏の2本の静脈などを
確認します。
飲食物の色がつきやすいので、
観察前には色の濃いものを口に
しない方が良いです。
歯磨きやうがいをした後、
できるだけ自然光のさす明るい
ところで観察しましょう。
舌苔は、舌の表面にある糸状乳頭と
よばれる組織の上や突起の隙間に
食べカスや粘膜細胞、細菌が付着して、
うっすら白くなったものです。
うっすら白いものがついている
のが正常で、黄色くなったり、
おからの様になったり、
べったりとした厚い苔などは、
身体の不調を現しています。
唾液が少なく口内が乾燥していたり
、ストレスや胃腸の不調、
免疫力の低下などが原因で
舌苔は増えます。
口臭になるからと無理に剥がす
ことはやめましょう。
舌の炎症や逆に口臭の原因になります。
苔が正常でなくなる原因が
改善されなければ、
舌苔は剥がす前の状態に戻ります。
病的な色としては
淡白色、紅色、深紅色、暗赤色
などがあり、たいていの場合、
血液の流れぐあいや熱の有無が
深くかかわっているようです。
その中でも暗赤色は瘀血
(滞った血、下腹のはり、生理不順
が代表的な症状)によるもので、
よく見られる症状ですから、
下の表にまとめます。
舌苔は舌の上にできる
苔状のもので、この色に
よっても病気の性質や
深浅などがわかります。
舌の奥の方に薄くて白い
舌苔がある場合は、
生理的なものですから
心配いりません。
病邪の種類や位置、勢いがわかる
健康な舌は、きれいな紅色で
表面に白くて薄い舌苔があり
(なくてもいい)適当に湿って
いますが、体調を崩すと変化
していきます。
まず、舌の色で体の寒熱の
状態などがわかります。
また、舌苔の色や質でも
病邪の状態や勢いがわかります。
例えば、白苔で滑らかな時は
体内に余分な水分があり、
粘りがある時は、その湿邪の
勢いが盛んな証拠です。
黄色は、熱があるときにみられ、
黒っぽい舌苔がある時は、
寒か熱が極まっているときです。
![](https://assets.st-note.com/img/1709167957962-pbpRa5P6Eq.jpg?width=1200)
五臓とも関連している
舌はもともと「心」が司って
いますが、舌をさらに細かい
部位に分け、五臓と関連付け
ています。
それで、色の変化があらわれた
部位で、虚している臓器を
判断することができるのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1709180858301-Et6bEHQQBj.jpg?width=1200)
白い舌苔の場合の漢方薬
![](https://assets.st-note.com/img/1709181907388-hk9vAkvjui.jpg?width=1200)
黄色または茶褐色の舌苔の場合の漢方薬
![](https://assets.st-note.com/img/1709182920691-rtU0vvktkc.jpg?width=1200)
舌全体が暗赤色の場合の漢方薬
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