どこまで手を出す?
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
先日、娘のスイミングスクールを見学しに行きました。下の娘は、背泳ぎで10mを泳ぎ切ることくを目標にしているクラス。2月に一度のテストで合格すると、次のクラスに昇級することができます。
スイミングのこの昇級する仕組み。いいですよね。自分に合ったステップがあり、それをクリアする喜びがあって、次へ。またちょうど届きそうで届かない目標がきて、一生懸命頑張る!子どもたちはこれが楽しくて仕方なくて、本当はクロール25mを泳げるようになったら辞めてもいいなぁと思っていたのに、もっとやりたくなる!これは、学校でも使えそうなスモールステップですよね。
全て手を出してしまったら、泳ぎ切る力はつかないんじゃないのかな?
背泳ぎで10m泳ぎ切ることを目標にしている娘。テスト前で「合格できそうかなぁ?どうかな?」と見ていると…
5m付近で必ず手を出すコーチたち…
いやいやいや…。10m泳ぎきれるかに挑戦しているのに、途中でサポートしてあげたら本当に泳ぎきれる力が付いているか分からなくないかな?もちろん指導やサポートも大切。だけど、それと同じ位、子どもを信頼して手を出さないでみる機会も大切。たとえ10mにたどり着かなかったとしても、「まだ届かない…」という事実が分かる!「あと2m足りない…。もう少しなのに…。この2m伸ばすにはどうしたらいいのかな?」この気持ちが、次に繋げる課題意識になるのに…。全てサポートしてしまったら、なんとなくできてしまって、課題意識は生まれる余地がない…。
子どもを信頼し、任せること!
教える側って、自分が手を出して子どもができると安心してしまうんですよね。でも、それで本当に子ども自身にやり切る力が付いているか…?といえば、そうは言えないですよね。自分で試行錯誤する時間こそ、本当の子どもがレベルアップする時間なんだろうと思います。
サポートする意義は…?
私はこう考えます。
①初期段階でゴールのイメージをもたせること
②自分にもできそうな可能性を感じること
③練習が進んだけれど、迷ってしまった段階でもう一度ゴールのイメージと、成功する方法を確認すること
この目的で、何度かサポートしたら、何度かは自分で…。またサポートして、自分でやって…と子どもを信頼して自力でやる場面を多く作ってあげることが大事だなと思っています。
手を出しすぎず、子ども自身が試行錯誤する時間を大切にしたいですね。
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