見出し画像

卒業式本番、黒板にメッセージを書けなくなりました…

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

卒業式まで残り10日ほどになりました。卒業式の練習も本格的にスタート。

卒業式当日の黒板、どうしていますか?

私は、いつも真ん中にみんなへのメッセージ、そして周りに一人ひとりへのメッセージを書いています。けっこう字でびっしり!

先生によっては黒板アートをしたり、今までの写真でモザイクアートを作ったり…。いろんなパターンがありますよね。

今年はどうしようかなと思っていたら…。

「先生、私たちで卒業式に向けて黒板アートやってみたいんですけど!」

私のクラスでは、クラスがより楽しく、より豊かにするための組織を作っています。何をやるか、誰とやるか、何人でやるか、クラスがより楽しく、より豊かにという方向性にさえ合っていれば自由!その組織の1つからの提案でした。

「黒板はギリギリまで使うからなぁ…。」
「じゃあ、移動黒板ならどうですか?」
「それなら大丈夫。」
「じゃあ、空き教室を使わせてもらっていいですか?」

おお!うちのクラスにも黒板アートが!でも、教室の黒板に何も無いのは寂しいしなぁ…。

カウントダウンカレンダーの0がない!ないなら、みんなででっかい黒板に書こうよ!

私のクラスは卒業式本番を0にして、カウントダウンカレンダーを作りました。人数的に1まででぴったり。すると…。

「0がないなら、みんなででっかい黒板に書こうよ!その周りにみんなにメッセージを書いてさ!」

これで先生がメッセージを書く場所はなくなってしまいました…。

でも!




とっても嬉しい!だってこのクラスの主役は子どもたち。卒業式を自分たちが出したアイディアで、それを実現させたものに囲まれて卒業できるなんて素敵だと思いませんか?

私の理想は、まさに主役は子どもたち。子どもたち1人1人が自分のよさを活かしあって、クラスが1人1人のアイディアで溢れている。先生はそれを見守り、ここぞという時だけ出ればよし。

子どもたちの成長を感じて、とてもうれしい出来事でした。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集