【成長】一定期間の自己分析の大切さ
子育てを20年以上している。
その間の2/3程は、正直自分の時間・体力・精神を消耗しているように感じていた。
ギブ&テイクで例えるなら、ほぼギブ側に立ち日常を送っているような…そんな毎日だと思っていた。
発語や歩行・笑ったなど日々の成長は何ものにも代え難いギフトであるのも事実だけれど。。
しかし、それがある日突然!!引っくり返る時がやってきた。
今現在子育て真っ只中で、ワンオペやワーママなど日々奮闘しているママ達には信じられないことかもしれないけれど、私は今それを深く実感している。
娘・息子が晴れて高校を入学した時、とても嬉しかった。
それまで地元の公立小学校、中学校に通っていたので、これが子供たちにとって、初めての人生の選択を経験する機会だったからだ。
いくつかの高校の説明会に参加し、どこにするか検討後、受験勉強に励んでいた。
祝♬合格を親子で喜んだのも束の間・・入学後すぐに待っていたのが【3年後の進路について】だった。
『ちょっと早くないか?!』と驚いたけれど、今振り返ると3年間はあっという間だった。今の学生…本当に忙しい(驚)
15-6歳の子供にとって、社会とは・・家と学校+習い事ぐらいだ。
我が家の子供2人は、部活ガチ勢ということもあり、極端なほど家と学校しか知らずに過ごしていた。
そんな我が子に、社会を伝える・未来を想像させる。。。
かなり難しい(汗)
知っている大人の例が圧倒的に少なすぎるからだ。
父・母・祖父母・学校の先生など…狭い世界で生きている子供たちに『将来について・・』を語らせるには手持ちの材料があまりにも乏しい。
第一子の娘の時は、正直『3年後なんて分からないよねー』なんて親として失格なほど楽天的に捉えサポートもしていなかった。
しかし、当の本人の娘は、着々と進路について自己決定を始めた。
まず2年進学時に理系を選択、その後国公立受験を選択…
親の私が置いてけぼり状態だった 笑笑
まずどうして理系なのか?の問いには、『システムエンジニアになりたいからだ』と返答があり
何故国公立を目指すのか?には『大学の費用…高いねんで!分かってるん?』と家計の心配までしてくれていた。
この辺りから、冒頭に書いた【ある日突然の引っくり返り現象】が起きたのだ。
ギブしてる…奢りでしかない。。
その後、娘は国公立受験には失敗し第二志望の私立大学に入学することになったのだけれど・・・この3年間は親の私から見ても勉学に励んでいた。
そして先日見事第一志望の企業から内定を頂けた。
2025年春には念願のエンジニア誕生だ!
自身の描いた未来へと駆け抜けた6年間だった。
この1年間は特に、しきりに娘の口から『自己分析』という言葉を聞いた。
面接時に即座に自分自身を語れるよう、自身を深堀りするのだそうだ。
時には『私ってどんな人?』と外から見える自分について聞かれたりもしたが、語彙力の乏しい私は、箇条書きのような返答でしか返せなかった。
息子についても然りだ…
知らぬ間に医療系への進路を決定し、大学受験の勉強に邁進していた。
医療系の端くれに携わっている私は、『ええことばっかりちゃうで!』の意見が内心あったけれど。。
成功とは?失敗とは?の定義のない問題にごちゃごちゃ先回りした助言は必要ないと飲み込むことにした。
息子は息子なりに18歳で描ける未来を自問自答しながら出したのだから、応援隊に徹しようと決めた。
はい!ここでも、若干置いてけぼり気味。
ギブしてる…おこがましい。。
思春期の一定期間の自問自答。
苦しい作業ではあるけれど、とても大切なことだと子供たちから教わった。
10代の貴重な時期に、私はどうだっただろう?と振り返ると・・・
『今のように情報がなかった』なんてことは言い訳にならないほど、その場しのぎで生きていた。
結果・・パート先の10円単位の時給変動に今も一喜一憂している(笑)
親の背中を見て育つ・・・(訂正)子の背中を見て育つ☆彡
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