中学受験 パート2
受験まで1ヶ月ちょいでE判定だった息子、ここからどうすべきか考えた。国語、算数は、教えることができない。特に算数は、問題を読んでもちんぷんかんぷん、これは塾で頑張ってもらうしかない。
問題は、社会、理科。この二つの教科が足を引っ張っていた。ただの暗記かもしれないが面倒くさがってしない。
そこで、いつでもどこでも暗記できるように、単語帳を作った。
それを渡したところでするわけがない。ご飯を食べている時、塾の送り迎え、ちょっとした時間に、私が問題を出す。それをクイズのように答える。
親子のコミュニケーションにもなるし、当たった時は嬉しそうにしている。
それから、その学校の過去10年分の過去問を家で解くようにした。塾の先生から、この学校の問題は読解力が必要と言われた。
問題の重要と思われるところに赤線を引いて、それから解いていく。そうすると少しずつ解ける問題が増えていった。
本命の進学校の前に、12月にある四国の⭕️高を受けるというのが塾の習わしだった。四国に行くには一泊二日のスケジュールで、親が一緒に行くバージョン、子供と塾の先生が行くバージョン二つの選択肢があったが、迷わず塾にお願いすることにした。
当日、空港への送り出しに行くと、うちの子ともう1人以外、親と一緒に行く子たちばかりだった。息子に一緒に行けずにごめんね頑張ってくるんだよと伝え送り出したが、帰ってくるまで気が気ではなかった。
翌日夜空港に迎えに行くと、明るい笑顔の息子がいた。試験どうだったと聞くと、大丈夫。出来たよと返事があった。結果、合格していた。
その後、1月に入り早⭕️田附属、市内で一番と言われる進学校の受験全て合格した。
本命受験1週間前から、甘いと思われるかもだが、感染症対策もあって学校を休ませた。インフルエンザ等で2年間の努力が無駄になるよりは、義務教育の一部おやすみの方が気が楽だった。
その間も仕事はある。塾に行く夕方まで、過去問を解かす。時間を測って全教科解けたところで解答をする。大体6割以上取れれば合格圏内に入ると言われていた。
昼休みに進捗状況をやりとりする。国語は8割取れたけど、算数は6割だった。社会は6割だけど、理科は4割だった。家で過去問を解き塾でその解説を聞き、更に演習を受ける。
E判定の息子だったが、その学校にかける思いは、人一倍だった。5.6年の時には、文化祭に行き、学校の雰囲気を味わい、1年後を想像したいからと5年生なのに、受験日学校に出向いていた。学校ではそれぞれの塾が、寒い中外で決起大会さながら、「えいえいおー」など至る所で声を合わせていう声が聞こえていた。
親子で全く関係のない子供たちが、教室に入っていくまでを見送り、校門の前で写真を撮って、「来年は制服で撮ろうね」と話しながら、帰って行ったこともある。2人で一緒にその学校に向かう道中、息子と話すことが楽しかったので、今となればいい思い出だ。
その熱意を本番に向ける事が出来るように全力でサポートをした。そして、受験1日前になった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?