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控え選手を観察しました。

昔の日記から
子育て最中の方にご参考まで


5、6年チームには試合に出られない子が必ずでてしまう。そんな控えの子達を見てても面白い。

実力主義だから
親にとっては自分の子が少しでも試合に出て欲しいと願うのは当たり前。しかしながら、スポーツの世界は実力主義だ。どうしてもレギュラーメンバーと相対的に実力差があれば当然試合に出るチャンスは遠のいてしまう。それでも我がチームのコーチは、チームのリズムを考えながら、控え選手をなるべく出場させようとしてくれる。

試合中遊んじゃう
チームに仲良し2人組の5年生がいる。なかなか出場のチャンスがない。レギュラーチーム試合を最初はおとなしく見ているが、出場チャンスがないとわかると私の6歳の次男と遊んでしまったりしてる。私が「こんなところで遊んでないでベンチに行かないとコーチは試合に出してくれないよ」と言うと「出れないから大丈夫だよ。」と答える。

出れないとわかれば遊んじゃってもしょうがないなとその時思った。 試合に出れなくてもこのサッカークラブが好き でも、この子達は5年間練習も休まず出てきて一生懸命サッカーをやっている。きっと小学校のチームに入ればずっと試合に出られるのに5年間休まずクラブに通い続ける。5年間この子達を時々私も見ているがすごくうまくなってる。ただ、レギュラーと実力差が埋まらない。きっとこのクラブが好きなんだなあと思う。

交代時の表情が最高
試合は前半で2点我がチームがリードしている。いつのまにか2人組みは次男と遊ぶのは止めてベンチにもどっていた。「そうか2点差で勝ってるときに出場チャンスがあるとわかってるのか」先ほどは「でれなくてつまんなそう、かわいそうだな」と思ったが、ちゃっかりしてるというか、たくましいというか。私一人で笑ってしまった。

一人目の子がコーチに呼ばれた。センターラインまで両肩をコーチに手をかけられて歩いていく。コーチは肩に手をかけたまま、子どもはボールが早くタッチラインを割るようになることを願いながら目でボールを追う。さっき家の子と遊んでいたときと違い、とても緊張したよい表情だ。ボールがタッチラインを割る。副審が主審を呼び、主審がプレー再開を止める。アウトの選手がコーチに呼ばれる。タッチラインをアウトの選手がまたいだときにコーチは「さあ行ってこい」とお尻をポンとたたく。 目を大きく開け、とてもいい表情で、与えられたポジションに向かって全速力で飛び出して走って行く。

我が子ではなくても、こんな時の子どもの表情を見ると本当に気持ちがいい。

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