29歳。涙が出るほど面白いは他人には伝わらない。

29歳の今でも、くだらないことで涙が出るほど笑う。

中学生の頃は鉛筆が転がるだけで笑っていた…。
時として、そんな中二病を発症するのだ。

しかし、涙を出して笑ったコトほど他人には伝わらない。

非常にもどかしい。

得意げに話したものなら、伝わらなくて一瞬で恥ずかしい思いをするのだ。
話した相手からは「で???」という反応が返ってくる…。

空振りした気分になる…。

芸人さんが得意とする「すべらない話」と何が違うの?

ふとそんな思いに耽ってしまったので、このモヤモヤをぶつけたい。

これが伝わらない面白さ

まずは、私がつい先日涙が出るほど笑った話をしたい。

この話は、noteで読んでいる人からしたら面白さ0なのだろう。

もし、面白いと感じてくれる人がいたら何が面白かったのか??
是非聞かせてもらいたいくらいだ。

では、手短に紹介。

友達の地元に遊びに行った日のこと。
名物の「イイダコたこ焼き」を2人で食べることにした。

イイダコは小さいタコだ。
頭から足まで丸っと入ったたこ焼き。
普通のものより大きかった…。

悲劇はすぐ訪れる。

私は「タコと焼きは一緒に食べないともったいない!」
そんなことを言いながら頬張った。
一口で丸っと。

このとき時間が少し経っていたので表面は冷めていた。

しかし、噛んだ瞬間「….!!!!」

(アツイ…アツすぎる!)
(しかも大きすぎて口も開けれない!)
(水もない、吐き出せる場所もない!)
(ヘタしたら喉につまる…!)

熱々のたこ焼きが口の中を占領したのだ。
本当に苦しかった…。

私はすぐに
(隣で頬張ろうとしている友人に一刻も早く伝えなくては!)

と思い、ふと隣を見ると…!

すでに彼女も同じことになっていた…。

私たちは同じ状況に陥った。

目を合わせて涙目で互いに

(アツイ…どうしよ!)

と同じ感情を共有していた。

2人ともどうにか口の中で冷まして数分かけて飲み込めた。

もちろんこのタイミングでも大爆笑だった。

さらに、この先もある。

なぜか私たちは「みんなも同じ思いをしているはず…!」

と、たこ焼き屋さんの前で観察が始まったのだった。

このとき、2人の感情には熱い思いをした悔しさがあった。

全く手短ではない…失礼しました…。

この一連の出来事が非常に面白い。

この後も会話に出る度に、私たちは涙が出るほど笑うのだ。

きっとこの面白さが伝わっている人は、この世に誰もいないだろう…。

逆にこれが伝わる面白さ

ハードルを非常に上げているが、きっとこの話がそうではないかと思う。

では、手短に紹介。

友人のお母さんが天然らしい。

ある日、音楽番組を見ていると大人数のグループが出ていた。

友人とその子のお母さんが一緒に見ていると…

母「この人たちなんてグループだっけ…!!!」

母「三代目かジェイソウル…どっちだっけ!!!」

友「いやお母さん。どっちも同じだよ…。」

三代目 J Soul Brothersだったそう。

私はこの話が面白くて好きだ。

その場にいなくても画が浮かぶし、すんなりと笑ってしまう。

シンプルでわかりやすい。
伝わりやすい話。

涙が出る話は笑いが笑いを呼ぶ

このnoteを書きながらずっと考えていた。

涙が出るほど面白い話がなぜ伝わらないのか。

シンプルな話ほど伝わるし面白い。
他人から聞いた話でも私は笑った。

よくよく当時を思い出すと涙が出るほどの話は、笑っている時間が非常に長い。

笑っていることが面白くて笑いが笑いを呼んでいる。
そんな気がする。

だからその場にいないと笑いが伝染しない。
エピソードが長いほどそうではないか?

くだらないことを長く引きずる自分たちが面白い。
やっぱり笑いが笑いを呼んでいる。

同じ笑いのツボを持っていないと発生しない貴重な現象でもある。

そんな風にたった今落とし所をつけてみた。


伝わらない面白い話は、むやみに世には出せないけど…
これからもいくつでも心にストックしていきたいと思う。




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