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心の余裕はグランデサイズ
スタバのグランデサイズを飲んだのは、今までで1度だけ。
トール以上の大きさやカスタムは、特別感と贅沢感が私にはありすぎる。
その日は誕生日にいただいた「LINEギフト」を握りしめてスタバに向かった。
700円のLINEギフトだ。
金額の差異があまり出ないようにと真剣にショーケースを眺めた。
私が選んだのは
カフェミストのトール
ハム&マリボーチーズ 石窯フィローネ
これで差額が200円ほどかな?と思っていた。
注文してみると「ドリンクのギフト券ですね!」と店員さんが確認してくださった。
…!!!
私が持っていたのは、ドリンクのみが対象になるギフト券だったのだ。
「そしたら…ドリンクをグランデサイズに変更で!」
「持ち帰り用のカップでください!」
飲みきれなかったら持ち帰れるよう、紙のカップにしてもらった。
マグカップにしていたらどんなに混んできても席を立つことができないと、私にしては臨機応変に発言ができた。
そもそもグランデサイズのマグカップって相当大きいのでは...?
もしかしたら紙のカップでしか提供されていないのかもしれないが、そこはあえて調べないでおこう。
人生初のグランデサイズ。
店員さんが淹れてくれている最中から、第三者目線で見ても大きい。
いざ持ってみるとかなり大きい。
絶対にないけど、みんなに見られている気さえしてくる。本当に絶対にないのだけど。
席に着くと、グランデサイズの大きさと同じくらい安心感を私は感じた。
「たくさん飲める!」
「長い時間店内で過ごせる!」
の安心感とはまた違う。
このグランデサイズを飲む余裕がある自分への安心感だ。
サイズを変更しただけで、時間の余裕を持てていると良い勘違いをさせてくれたのかな?
よく分からないけど、この日の作業やプライベートの連絡はゆっくりと丁寧にできた気がする。