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文化は心の熾火を灯す

僕のInstagramをご覧になった方は昨日(2024/3/3)どこで何をしていたかが自ずとお分かりだろう。

新潟県の関川村で開催された「3/3女の子のひな祭りライブ」を観に行ったのだ。

朝9時に長岡の自宅を出発し11時前に「道の駅せきかわにゃ~む」に到着。
13時開演だったから併設されている温泉施設で時間調整。

にゃん吉。かわいい。

長距離ドライブで少し疲れた身体をゆっくりほぐす。
湯船につかりながら色々なことを考える。


田村優子さんと出会ったのは先日noteに投稿した三条市のBAR SALONで催されたピアニスト川崎祥子さんのライブだった。

高校生のお子さんがいらっしゃるとは思えないほど美しい女性でドキドキしてしまった(僕のストライクゾーンではないが)。

BAR SALONで初めてお会いした時、僕の正面に優子さんがいらっしゃって、祥子さんのピアノライブ後の懇親会では料理を囲みつつ篠笛の話や出身地である佐渡の話を聞くことができた。

優子さんのCDを購入したいと申し出たところ、
「私のライブに来て頂ければ何枚でも買えますよ~」
とおっしゃられた。

直近のライブが3/3(日)に関川村で開催されるという情報をゲットしたので、白ワインを飲んだほろ酔い気分から
「遊びに行きます!」
と約束してしまった。


そして3/3(日)ひな祭り。
独り身で予定のない僕は関川村へ向かっていた。

ちょうど昔付き合っていた人の誕生日だったので、彼女の好きだった宇多田ヒカルを流しながら久々のドライブ。

天気は悪かったけど、今日はどんな音楽を聴けるのかなとワクワクしていた。

お手製の看板
田村優子さん

あっという間に開演時間の13時になった。

トップバッターは地元の小中学生バンド
「ミンティーズ」!
僕のストライクゾ…(自重します。決してロリコンではありません。)

緊張しながらも楽しそうに演奏している様子にほっこりした。 

演奏終了後に優子さんがミンティーズのメンバー全員にプレゼントを渡しているのが素敵だなと思った。

だって若い芽を育てるってことは、こういうことなんじゃないかな。

続いて小千谷市出身で現在は佐渡島に在住しているシンガーソングライター、ルウ・ハルベさんが登場した。

ハルベというのは、
「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今を春べと 咲くやこの花」
という和歌から名付けたそうだ。

素敵なお名前と同じくらいウクレレとギターの弾き語りは素晴らしかった。
興味のある方は僕のInstagramを参照していただければと思う。

最後に佐渡ヶ島出身の篠笛奏者、田村優子さんがステージに立った。
優子さんの篠笛の演奏にきりりとしたものを感じた。
外はみぞれまじりの雪が降っていたが、さながら春風がさっと会場を吹き抜けるような、そんな演奏だった。

ライブで演奏された楽曲の中で西條八十作詞、服部良一作曲の「蘇州夜曲」が一番のお気に入りで心が震えた。

帰り際に購入した優子さんのアルバム「紅い月」を車の中で流しながら移動した。
自然と目頭が熱くなるのはなぜだろう。

音楽の力はやっぱりすごい。

頭で考えなくても美しさを感じて人を感動させることができる。
美しいものを見て、美しい音楽を聴いて、美味しいものを食べることができれば戦争を起こそうなんてことは考えないのではないかな。

大袈裟かもしれないが、少なくともルウさんと優子さんの演奏によって会場にいた人々の心の中に希望の灯りはともったと感じた。

今日も皆様にとって、良い一日でありますように。

心の熾火を灯し続け未来を担う若い芽を育てよう。
皆様、素敵なライブをありがとうございました。


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