新しい〇〇のリーダーズ
先日の記事の続き。
札幌付近で前泊する予定だったので久しぶりに敬愛する公文式のU先生の教室を訪ねた。
公文式のOB・OGの方はご存じかもしれないが、高校の数学教師だった公文公(くもん とおる)氏が自身の息子のために手作りした計算問題プリントが「公文式」の始まりだった。今では世界49の国と地域で展開され、算数・数学、国語、英語など全教科の合計学習者数は428万人に上るという。
たしかセブンイレブンの店舗数よりも公文式の教室数の方が多くて日本におけるフランチャイズ方式で一番の成功事例だと何かで読んだことがある。
これも想いが広くつながった事例だな。
さて、いつものように前置きが長くなったがU先生の教室を見学した際にタブレット端末で公文式の学習をしている生徒を見かけた。
U先生に話を聞くと子どもたちは隙間時間で学習できるし、間違った問題の復習で先生とのやり取りもデータの書き込みですぐに反映される。さらに学習記録が自動的に集計されるので、どの単元で躓きやすいのか、みえる化されるから従来よりも指導しやすくなったという。
僕が素晴らしいと感じたのは、タブレット端末とネット環境さえあれば世界中のどこにいたって学ぶことができるという点だ。
どんな子どもにも学ぶ機会を提供するという創業者の理念が今でも息づき実際、嬉々として学習に励む子どもたちの様子を見ていると公文式はまさしく現代の寺子屋だなと思った。
私事で至極恐縮だが、僕は資料を読み込む際に紙で印刷しないと頭に入らない。
会社や世の中的にはペーパーレス化が進んでデータでの共有がスタンダードになってきている。いずれは紙の本から電子書籍に代替される時代がやってきた時、果たして適応できるのだろうか。
何を弱気になっているのだろう。
何事も最新学習だ。
従来の方法論が一番いいとあぐらをかいていては、もっといい方法や改善できる余地はあるけれど現状維持バイアスに囚われ成長はない。
可能性があるのは若い世代だけではないはずだ。
もうすでに若手とは言い難い僕だけど、まだまだこれから。
子どもたちには劣るとしても、伸びしろはある。
乾いたスポンジのように新しいことを吸収していく子どもたちを見習おう。
今日も皆様にとって良い一日になりますように。
どんなことでも好奇心を大切に。