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独学のすゝめ
お恥ずかしながら人の話を聞いて学ぶことが苦手である。
子どもの頃、習っていた公文式は好きだった。
人から教えてもらわなくても分からないところは自分で調べて、どんどん先に進めるのが楽しくて仕方なかった。
一方で学校の授業は退屈だった。
というより先生が話していても右から左に流れ頭に入らないのである。
教科書に書かれてあることは読めば理解できるし、公文式で先の単元も学習していたから全く支障はないのだが、高校時代の型にはめたような授業、小テスト、中間テスト、模試、期末テストといったサイクルが苦痛だった。
大学生になり自分の好きな時間に、自分にあったテキストを探して学習するスタイルを確立した。
休館日以外はほぼ毎日、大学の附属図書館に通い続けたのでアパートにいる時間よりも図書館にいる時間の方が長かったかもしれない。
独学の醍醐味は本やネットに書かれた勉強法を試し自分にあった方法論を確立するプロセスを楽しめることにある。
自分で工夫するから失敗することも多いけれど上手くいっときの喜びは大きい。
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勉強や仕事がうまく行こうが行くまいが、毎日、自分がなすべきことをこつこつと平気な顔でこなしていく人が、実は一番偉いのである。嬉しい、つらいという主観を超越し平然と事が行えるようになったとき、そこに三昧の境地があり、悟りがある。
斎藤兆史「努力論」p108
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今まで独学で取得してきた主な資格として
(取得順)
・実用数学技能検定準1級
・国家公務員総合職試験(1次・2次)
・日商簿記2級
・ビジネス会計検定試験2級
・中小企業診断士試験(1次・2次)
などがある。
僕にとって外部の講座を受講するよりは、自分のペースで学習を続けられる独学の方が性に合っているのだ。
なぜなら自分の得意な分野はさらっと流し、苦手な分野に時間をかけ学習できるし自分で進捗を管理できるからストレスなく続けることができる。
学ぶことで空っぽの自分の器を知識の水で満たしていく。
知識の水は独占するものではなく誰かと分け合うこともできる。
読書の秋、学問の秋の夜長に学びを深めるのはいかがでしょうか。
今日も皆様にとってよい一日でありますように。
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