トルティーヤと病院の冷たい壁

病院に電話かけて大泣きしました。
氏にたくて病院に行きたくてかけたら
病院に行くまでの電車を電話の人が調べてくれて、
17:15に病院に着く電車を探してくれました。
そして行くことを想像したら
外がすごく怖いと思って泣いて
そしたらその人はわかりましたって言って
今はどこにいますか？自分の部屋にいますか？
はい寝室にいます
そうなんですねお昼ご飯食べましたか？
はい食べました
何を食べましたか？
作りました
何作りましたか？
担々麺みたいな豆乳のスープにブロッコリーとほうれん草と豆腐を入れてラー油をかけて
ちゃんと野菜も取れたんですね
はい
晩御飯はどうしますか？貴方が作りますか？
はい私が彼が帰ってくる前に作り始めなきゃ行けなくて(自分の為に)
買い物に行けますか？
いや怖くて行けそうにない
そうですか、冷蔵庫には何がありますか？
鶏胸肉とアボカドがあって
そしたらそれで何か作れそうですか？
トルティーヤ作ろうと思ってて生地だけ必要で
そうなんですね
だから生地を買ってきてもらうか作ってみようかと思って
作る材料は今家にあるんですか？
はいあります
そうなんですねそしたらどうしますか？買っても来てもらいますか？作りますか？
なんか作った方が気が紛れそうなので帰ってくる前に作り始めようと思います
そうですか。後何か他に貴方が今日必要な、しなければいけないことはありますか？
音楽を録音した音源を編集しなきゃいけなくてでもやっぱり体力を使うからいつもしなきゃいけないと思ってなかなかできていません
そうなんですね。そしたら今日は美味しい晩御飯を作って彼が帰ってくるのを待つことだけに集中しましょう。外に出たくないなら今日は出なくても大丈夫ですよ。美味しい晩御飯を作って彼が帰ってくるのを待って一緒に食べて、そして休みましょう。できますか？
はいできます。
終始大泣きでした。
電話をしている彼女が勉強した話し方で話しているのもわかりました。
それはすごく冷たくて大きな壁があって親切で私がずっとされたかったことのように感じて、
本当に助かりましたありがとうございます。
と私もできるだけ冷たく言って電話を切った後
声を出しながら小学校低学年の子供みたいに大泣きしました。

※ここから気持ち悪い文章があります。閲覧注意です。

その後、トルティーヤを初めて生地から作りました。
凍った鶏胸肉を解凍しようと冷凍庫から出してキッチンに置きました。
幻覚ほどではないけど、よく凍った鶏胸肉はおじいちゃんの足に見えます。
だから包丁を入れるのが怖い。
でもそれは鶏の体です。と必死に頭で言い聞かせます。

トルティーヤが完成して待ってた彼と一緒に食べました。
美味しいねって言いました。