国【Jet Girls】(8・15 小説)
高校をサボってしまった。私は、朝ごはんをゆっくり食べ、髪からエロい匂いのシャンプーを纏う、というルーティンを遂行する過程において、遅刻ギリギリの電車の時間が通り過ぎていった。遅刻を確信した後は余裕であったが、そればかりでなく遅刻するくらいであれば行かないほうがよろしいであろう、と思い立ってしまった。厳格な母親は遅れてもいいから行かなきゃダメよと私を諭そうとしたけれども、なぜだか「外には出るが高校には行かない」と意地を張り、またなぜだか説得できてしまった。毎日遅刻ギリギリだった