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自分の脳を騙して賢く生きる?


こんにちは、脳科学ライフコーチのカルロスです。

突然ですが、質問です。

あなたは自分の年齢をどう感じますか?

「自分はまだまだ若い」と感じる人もいれば、実際の年齢より上に感じる人もいるでしょう。自分が感じる年齢と、実際の年齢とは異なることがあります。

実は、この「主観年齢」が私たちの健康や生活に大きな影響を与えているのです。


脳には「過去・現在・未来」が分からない

人間の脳は、結構ユニーク?な特性があって、あることを考えたり、言ったりしたとしても、それが過去のことなのか?現在のことなのか?未来のことなのか?時勢の認識ができないと言われていています。


その代表例として、「夢はすでに叶ったようにイメージすると叶う」と多くの書籍に書かれています。「お金持ちになりたい」ではなく「お金持ちになった」とイメージするということですね。


夢の実現方法について語るのは、本筋ではないので別の場所に譲るとして……

実際の年齢よりも、自分自身が感じるもしくは思い込む年齢(主観年齢)がいくつであるかが大変重要であるということがわかってきたのです。


つまり実際の戸籍上の年齢でなく、自分自身を若く感じている人ほど、実際の健康状態が良好であり、活動的で前向きな生活を送る傾向があるということです。


逆に、自分を実年齢よりも年老いて感じる人は、健康リスクが高く、心身の不調を感じやすくなることがあります。


主観年齢が健康に与える影響とは?

主観年齢は、下記のように、さまざまな要因によって変わります。

健康状態:健康な生活を維持していると、若く感じやすくなります。

ライフスタイル:活動的で社会的なつながりが強い人は、主観年齢が若くなる傾向があります。

心理的要因:自信や満足感、人生に対する前向きな態度が主観年齢を若く保つことにつながります。

環境:例えば、若い人たちと頻繁に交流していると、主観的に若さを感じやすくなります。


自分が若いと思い込むことは全く問題ないのです。


特に日本社会においては「年寄りは地味であるべきだ」とか、「こうあるべきだ」という固定概念があり、相変わらず古い考えを持っている方々も多いようです。


主観年齢の感覚は、加齢に対する自己イメージや人生観に大きな影響を与えるため、心理学や老年学の分野で注目されている概念です。


面白いことに「実年齢より若い」と思えば精神的・肉体的にも若く保たれ、実年齢よりも年老いていると思えば、精神的・肉体的に老けるということが起こるのです。


「私は若い!」と信じている方は、行動や服装が実年齢より若くなります。


結果的に周囲の反応も実年齢より若く見られ、さらに「私は若い!」という考えが強化されるといった良いサイクルを生むことになります。


楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい

「人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ。怖いから逃げるのではなく、逃げるから怖くなるのだ」


これは19世紀の心理学者であるウィリアム・ジェームズ氏の仮説です。


似たようなエピソードとしては、口角が上に上がることや嘘笑いするだけでも、脳は勘違いして本人をウキウキさせる効用もあることが、様々なシーンで取り上げられています。


つまり、「幸せになりたければ、すでに幸せであるかのように行動すればいい」という考え方です。このような考え方は、自分の脳を良い意味で騙すことで、賢く生きることになるのではないかと言えます。


ですから、このような脳の特性を知ると、人から「年甲斐なく、、、、、、、、」と言うような批判めいた言葉に対しては、まったく気にすることはありませんよね。


他人の目を気にせず、自分らしく生きよう

外国の場合では、歳を重ねるほどに派手な衣装を身につける傾向がありますので、そろそろ日本人も他人様についてとやかく言わずに「人は人、自分は自分と割り切って生きていくべきだ」と強く思います。

もし、最近自分の老いを感じていたという方は、いつもより少し活動的になってみたり、笑顔を意識したりするだけでも、脳がポジティブな変化を感じ取ってくれます。

明るく前向きな自分を演じることで、自然と健康で充実した毎日を手に入れましょう!