本日の学び(8/25)
テーマ「選択のパラドックス」
私たちは、普段から意識の有無に限らず、色々な選択をしています。その数、1日で
およそ60000回(無意識の選択も含む)。最近、良くも悪くも選択肢が増えてきて
いると感じる中でこの用語を見つけました。ポイントを纏めましたので、参考にして
いただけると幸いです。選択肢が増え続ける現代では、選択肢を減らすということが
簡単で無い為、バリー・シュワルツさんが言われているように「あまり期待しない
こと」が良いのかもしれません。
・2004年にアメリカの心理学者バリー・シュワルツさんが著書『The Paradox of
Choice(なぜ選ぶたびに後悔するのか)』で発表した用語です。
・バリー・シュワルツさんは主に道徳、意思決定、行動科学と社会の相互関係など
心理学と経済学の研究を行っている方で、2016年からカリフォルニア大学
バークレー校の客員教授を務めています。
・「選択のパラドックス」とは、現代の自由主義の社会においては選択肢が多いほど
人は不幸を感じやすくなるという心理作用のことを指します。
(例:職業選択の幅が多い人が、転職した後、別の職業にすればよかったと
後悔する)
・例に記載した事象を視点を変えてみると、選択肢が少なかった頃は何も期待して
いなかったものが、選択肢が増えることで期待値は不用意に高まる一方、実際に
選択したものはその期待値には届かず、満足を得られないという期待は反対の状態(パラドックスの状態)が起きることを指します。
・パラドックスの状態とは、一見正しそうに思える理論のなかで明らかに成立しない
条件を見つけたり、受け入れがたい結論になったりする状態を指します。
・選択肢の多さは自分たちではどうしようもないでしょ?」という問いに対して
バリー・シュワルツさんは「あまり期待しないこと」と答えています。
テーマ「個性学(フィット)」
最近、以下の本を毎日見ていることもあり、今日は、個性学の中でもフィットという
概念を学びました。このフィットと言う概念は、普段の生活と照らしてみると
確かにと感じる部分があるのと同様に、記載した「選択のパラドックス」を一瞬で
解決する方法としても挙げられています。
例えば、シャンプーが100個あった時に、自分の個性を知らずに、一つを選ぶことは
難しいが、髪質の問題と自分の好みを知っていれば知るほど、簡単にシャンプーを選ぶことができます。つまり、難しくあえて捉えるとこのフィットという概念は、以下となります。参考までに引用させていただきます。
・(引用)
私たちが研究する「個性学」で言う「フィット」という概念の一例である。つまり
あなたの個性とあなたの取り巻く状況が適合すること。また「フィット」は、
「シャンプーの問題」に対する解決策である。
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