これがスーパーマーケットの生きる道
国内の流通業は「アマゾンエフェクト(アマゾン効果)」の影響で、例えるなら「野球選手がサッカー選手にならなければいけない時代」になっているそうです。
「100年に一度」とされる「流通革命」の波に、流通事業者がどのように挑戦すればよいのか。その糸口を求めて、中小企業診断士で経営コンサルタントの水元均(仁志)さんの「スーパーマーケット近未来戦略」(2019年)の電子書籍版(ディスカヴァー21、2021年)を読みましたので、その読書メモを共有します。
◆水元さんって誰なの?
・全国の流通小売事業者を年200回以上コンサルしている、自称「商人伝道師」。
・米国の流通業界の視察を年2回実施。収集した情報は国内の小売業界の活性化に生かしている人。
・流通業界専門インターネット教育サイト「商人(あきんど)ねっと)を企画・運営し、小売業界にまつわる情報を配信している人。
◆なぜこの本を書いたの?
・国内スーパー業界の悲願である「年商10兆円企業」を誕生させたいから。
・コンビニやドラッグストアばかりになれば、日本の伝統料理や郷土料理が廃れてしまうから。
・流通業界の関係者が変化を恐れず挑戦し、実験と失敗を繰り返しながら未来をつくっていく好機だと考えるから。
◆どんなことが書いてあるの?
・米国大手「ウォルマート」の「成功体験を捨てた」挑戦の内容、「オーガニック」「オリジナルPB」「ハードディスカウンター」「スーパーの製造小売業化」など日米の流通業の最近の動向について。
・管理職の「売上高」至上主義から「人時売上高」(従業員一人当たりの売上)至上主義への転換の必要性について。
・「価格」「アクセス」「サービス」「商品」「経験価値」の5項目のどの部分で差別化するかを明確にする「ファイブウェイポジショニング戦略」の必要性について。
【参考】
▼スーパーマーケット近未来戦略 講演録「百年に一度の大変革期を勝ち残る!」
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編集済み ・ 1分前
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