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006 「ありがとう」の反対語を知ってますか

コロナ渦、職場の社員を見てみると、結構心を病んでしまっている方が多いことに気づき、ヘルシーテンプル・コミュニティーのお坊さまたちからいただいた知識を基に、社員向けにコラム「ヒーリングギフト」を書き始め、1年ほど経ちました。

と言っても、ヘルシーテンプル・コミュニティーの記事やファシリテーターの方々のお言葉を拝借し、また、ネット検索をした資料を切ったり貼ったり。。。といった内容ですが、noteに少しづつ上げて行こうと思います。お目汚しですが、お付き合いくださいませ。

2021.9.9発行

出典:ヘルシーテンプル・コミュニティ

「ありがとう」の本来の意味

感謝するとき、わたしたちは「ありがとう」という言葉を発します。
「ありがとう」は漢字で書くと「有難う」
「有難う」の本来の意味は、「有難(ありがた)し」という言葉から生まれたといわれています。

「有難し」とは、「滅多にないこと」や「珍しく貴重」という意味で、他人から何かをしてもらえることは滅多にない、「有る」ことが「難しい」、というところから「有り難い」、それが崩れて「ありがとう」となりました。

ですから、「有難う」と感謝の意を表すとき、実は同時に「これはめったにない貴重なことだ」という感動を自分自身の心に与えているのですね。

「ありがとう」の反対語

「有難う」は「有ることが難しい。まれである。」という意味から、すなわち「奇跡」ということになります。つまり、「ありがとう」の反対語は、「当然」「当たり前」となります。

私たちの毎日起こる出来事、日常は「当たり前」と思うことであふれています。
普段、気に留めることすら無いほどの「当たり前」のことに注目しましょう。

着るものがあるのは当たり前

食事ができるのは当たり前

住む場所があるのは当たり前

親や友人がいるのは当たり前

自由に本を読めるのは当たり前

蛇口をひねれば水が出るのは当たり前

スイッチを入れると、電気がつくのは当たり前

生きているのは当たり前

太陽があるのも当たり前

それぞれの立場によって、その「当たり前」も変わってきますが、一般的にどれも「当たり前」のことですね。
こうした「当たり前」を「ありがたい」と言い換えてみましょう。

着るものがあるのはありがたい

食事ができるのはありがたい

住む場所があるのはありがたい

親や友人がいるのはありがたい

自由に本を読めるのはありがたい

蛇口をひねれば水が出るのはありがたい

スイッチを入れると、電気がつくのはありがたい

生きているのはありがたい

仲間がいることはありがたい!

するとどうでしょう。
一つ一つは小さなことであっても、「当たり前」と考えがちな「ありがたい」ことに気づき、今こうして生きているだけで幸せを感じることが出来ますね。

すべては「おかげさま」 おかげさまの循環

Vol. 005で、「自覚した行動から幸せにつながる」とお話しました。
私たちは、一人では生きていけません。自分の事ばかりを考えるのではなく、「限りないたくさんのご縁が結ばれて、今のこの瞬間を迎えることが出来た」という感謝や喜びの「ありがとう」の気持ちを持つことで、「多くの人のおかげで生きているのだ」と気づくことが出来ます。
「当たり前」のことは1つもありません。どれも素晴らしい恩恵「おかげさま」なのですね。
 
パナソニック創業者である松下幸之助氏がこんな言葉を残しています。
 『感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく』
 
幸せは、探すものではなく、「気づくもの」。
まずは感謝の気持ち「おかげさま」に気づき、関わる方々へ贈り物のようにぜひ「ありがとう」と言って、「おかげさまの循環」をしていきませんか。


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