itsuto

猫と、モノクロと つまりは 蒼と、ネイビーと。

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マガジン

  • 小説 [判りにくい言葉を話すひとたち]

    白のねこと、黒のねこが 今日も暮らし過ごしている 平穏で、すこし恪好つけた日々 時々、コツメカワウソ添え

最近の記事

「やさしくなんてなかった」

ひとをきずつけておいて 僕のほうが ないて、しにたくなって くるしい、かなしい、とか ずいぶんと 巫山戯た被害妄想だね いきがくるしい 上澄みのやさしさで 責めたてた僕の責任なのです すこしは かわった、と 錯覚していたのです 家族がなくなっていたことすら 気がつかなかった そのひとと 僕は、おなじなのですから

    • いきているだけの骨格

      そんなこと とっくにしっていたのにね しらないふりを していたわけでもなくて わすれていたふりを していたわけでもなくて それに抗うためだったら へいきで どこへでだっていけたくせにさ わらっちゃうよな 特別にみられることが かなしくて 特別だと思いこむことが なにより快感だったんだ 逃げだせないんだ 逃げる気がないのだから おりたいんだいますぐ それなら じつはできちゃうかもしれない 箱をあけたらからっぽだった って ただ それだけのことが のみこめなくて 咽をいた

      • 『こわくないよ』って言ってもらうと、「僕の妄想なんだ」って、思う話

        それでも こわい、って、思う その、こわい、に 真実味なんてなくて 大概、まやかしや つくりものだ、って わかっている それでも 夜中になれば ねむるまえになれば それはかならずやってきて なによりもの 現実味をもって 咽を、胃を ほんのすこしだけ押してくる ほんのすこしだけ、だ 真実味はなくて 現実味だけがあって くるしくするには充分で でも 酸素も意識もたりている おそらく たりないのは 狂うだけのなにかと 適量の水分、だけ ほら…? 今夜も、目をつむって 暗

        • 「ノンフィクションが甘くて」

          フィクションにあこがれすぎて いつしかあれが 本物のような気がしていた 気がしていたのかも 気がつかないくらいに ずっと適温適遮にしずんでた そうしていれば そのままでいられると思って そうしていれば そうなれると思っていたし そうしていれば また、もとに戻ると思っていた いつまでも コーヒーはおいしかったし あんまりかな…っていうコーヒーは そのままあんまりだった 知らなかったけれど もとになんて戻るわけがなくて そもそも 戻らないのだから 戻るわけがない あったままで

        マガジン

        • 小説 [判りにくい言葉を話すひとたち]
          2本

        記事

          「自己否定感 in winter」

          きょう 僕がしていること、は すべて、だめ だと、思うことに 気がついた いつもではない いま、が、そうだ こんな僕でも 自己肯定感が あるときも、ある だから 写真を撮るし こねこをかく そうして 値段をつけたりしている 自己否定感のとき それは かんたんに、はね返って 僕を刺すと、気がついた 刺さって きっと なにか流れたから気がついた いたい いたいけれど まだ ここにいたい むりかもしれかい むりなのかもしれない でも たれ流してでも うけとりたいものと

          「自己否定感 in winter」

          「ねむれない夜は僕のせい」

          おひさしぶりです 伍人_itsuto_です とくになにもない と、書こうとしているときほど 床におちた髪の毛みたいに ひとつ、ひとつ とくに、も なにも、も あったりする、ここ、何10年です ねむったような ねむっていないような わからなくなって 身体の不具合だけが 骨みたいに気になって 炭酸水を、飲む タバコを、すう たいていのことは これで、片がつくのです 型はとれなくても それでも 目をつぶっていただけで 2時間たっていた…だなんて ちょっと不自然だから おそら

          「ねむれない夜は僕のせい」

          深海とチョコレート

          深海の僕は きっと 思ったほど よわくはないのだろう ねむれないのではなく それはうわずみで 奥底では あすがくることも たいしてこわくはないのだろう 暗くもあかるくもない場所で くしくも、まいにち 出会うのだ 哀しい、や、さみしい、に 彼らのことを いとおしいわけでも うとましいわけでもなく だからといって 愛でたいわけでもない それでも、どうやら…… 彼らは、僕に、なつき 僕は、彼らに、なついている チョコレートでも もらったのかい……? 深海の僕は そんな甘みを

          深海とチョコレート

          「お行儀は、すこし、よく」

          「お行儀は、すこし、よく」

          「ごーはち、きょうしゃ」

          「ごーはち、きょうしゃ」

          「おいしい、って、安心だね」

          「おいしい、って、安心だね」

          「お待たせいたしました」

          「お待たせいたしました」

          noteに、ついて。

          なんというか… これは、まだまだ 僕には、どうにも 難しくて なかなか扱えません マガジン、って 表紙…背景…?、を創ったら 中身…文章…とか 載せられるわけでは ないのかなあ 難しい、デジタル でも12分に、親しげ、デジタル だっていつでも アナログと手を 繋いでいるんだもの #noteのつかいかた っていうのを ハッシュタグ、に付けたのは ちょっと 詐欺紛いだったか ごめんなさい… これは、ただ単に 「使い方、むずかし

          noteに、ついて。

          モノクロ

          いつの頃だか 判りはしないけれど いつの頃から とても好き、な、色味 落ち着く …はあ…、って カフェで 温かいコーヒー 少しだけ温くなったころ そんな風がまるで でもちょうどいい、とか そうやって ため息と、深呼吸の 合間の吐息、ついたとき そんな気持ちに馴染む色 地下鉄の天井を よく、撮るようになったのは そんな「好き」を 見つけてから まだ、もう少し先のお話です

          モノクロ

          文章

          はじめまして こんばんは 空、って ラムネみたいな風味です 「誰が、気がつくかな、いつか」 そんなことに ほくそ笑んだり 諳じてみたり。