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片目生活3ヶ月の成果

佐藤仁美です。

NIJINアカデミー東金校を4月開校に向けて準備を進めています。現在は、作業療法士として、児童発達支援事業・放課後等デイサービスに勤務しています。3人の息子がいて、長男は弱視治療中で次男はことばの教室に通ってます。三男は、男の子の3番目というのもあり最強です。親としての視点や作業療法士の視点、教室長の視点と多面的な視点から『こども』に関することを発信しています。

今日は長男の話。

テーマは【弱視治療による片目生活3ヶ月の治療効果】という内容でお伝えします。

9月から11月まで長男は、1日6時間片目で生活していました。

そもそものきっかけは、5月から弱視治療が開始されたのですが、8月までの3ヶ月の期間で治療用メガネだけでは視力が上がらなかったのです。

このメガネを使用することで、ピントが合った左目を使えるようになってる
はずなのに、視力が上がらない。つまり、左目をほとんど使っていなったのです。

弱視治療は、期間が決まっています。なので、次の段階に移ったのです。それが『片目生活』です。1日6時間左目だけで生活をすること。

長男の場合は、担任の先生と保健室の先生、学童の先生と協力して、午前中4時間(6時から10時)午後2時間(14時から16時)としました。
10時から14時の間に体育や昼休みがあり、体を動かすのが好きな長男にはここでめいいっぱい動いてもらい発散してもらうようにしました。

担任の先生は、ありがたいことに席を右側の1番前にして、左目をよく使えるようにと配慮もしてくださっていました。

いろんなところで大人の人たちが配慮してくれたのもあり、本人も頑張ってくれたのもあり、3ヶ月後の治療結果ではなんと

メガネをつけて0.5→0.7に上がりました!!!
さらに、度数を上げると1.0にまで向上!!!

これはすごいことです。
今までどんなに度数を上げるレンズを入れても見えなかったのに、1.0まで上がるなんて本人よりも私が嬉しがっていました。

だけど、弱視の特徴で光っているところを1つだけ見るのはできるが、列で
読むのは苦手だとのこと。

だから、本を読むことが苦手なんだ。

2歳の三男の絵本はスラスラ読めるけど、教科書は読みづらそうだったのはこれが原因なんだと思った。ここの部分は、上がるものなのか、それとも特徴として受け入れるものなのか?
ここを聞くのを忘れてしまった。次回の受診で聞こう。

母親だからこその気持ち

長男本人は、視力が上がっていることに嬉しい様子は見られなったのですが、私はめちゃくちゃ嬉しい。

妊娠性糖尿病だったから、お腹の中にいる時にしっかり発育が進まなった
のかな?

40週もお腹にいたのに2500gで生まれたから、成長がゆっくりなのかな?

聞こえに関しても一時チェックが入り、耳鼻科に行った時、耳の発達がゆっくりと言われたこともあり、目も発達がゆっくりなのか?

しかも小1という遅い段階で見つかった。本来だったら、3歳児検診で見つかってもよかったけど、3歳児検診も就学前検診でも引っかかることはなかった。

今考えると、長男は裸眼で0.1なので、検診で使われる大きさはギリ見えた。だから、入学してからABCの診断になるまで、気づかれなかったんだろうな。

申し訳ない。
ごめんね。
妊娠中も血糖値を測定して食事療法で済んだのに・・・。ダメだったんだ。

本当にこの気持ちが強い。
だからこそ、できることはなんでもやろうと思った。

6時に起きない時は、起こしてアイパッチをつける。
ポケモンの絵柄がないからシールで代用した。

長男は本当に頑張ってくれた。「まだ?」「いつまでやるの?」と聞いてくる。ことは何度もあったけど、取ることはしなった。小1だからやらなきゃいけないことはわかっていても、片目で不自由だから辛いのはわかる。毎日のように葛藤していたと思う。

この生活をしているとある日長男が「見えるようになった」と言ったことが
1度だけあった。

その言葉は本当で、左目の視力が上がったことで立体感もわかるようになったとのこと。なので、怪我をすることも減ったし、水をこぼしたりと日常でちょっとしたことが減ってきている。

今後

今回の検査で視力が上がっのと同時に、右目の視力が1.2→1.0になった。6時間も使わないと視力が低下したよう。

なので、1日4時間に変更となった。つまり、午前中だけで良い!

目標数値が左目1.2なのでもう少し。2ヶ月後に再受診の予定までまた頑張ろう!



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佐藤仁美
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