PNFをトレーニングに活用!“C of I” で筋肉への刺激を増やして効率的にパワーアップ!

前回はパターンについて触れましたが、今回はテクニックについてです。(本記事は全部で2147文字です。)

PNFにおける『テクニック』とは、筋肉の収縮の方法(収縮様式)と運動の方向の組み合わせで決められています。

テクニックは全部で10種類あり、

主動作筋による動きである1方向のみに焦点をあてるアゴニスティック

双方向に焦点を当てて、主動作筋と拮抗筋の両方を扱うアンタゴニスティックテクニック

筋肉の緊張を緩めて柔軟性の改善を図るリラクゼーション/ストレッチングテクニック

を目的によって使い分けていきます。

今回は、アゴニスティックテクニックに属する、筋肉の収縮様式を切り替えることでパワー持久性を高めたり、筋肉の協調性を高めることでスムーズな動きを目指すための

Combination of Isotonics 

コンビネーションオブアイソトニックス

について紹介していきます。C of Iとは、Combination of Isotonicsの C I をとってそう呼ばれています。

それでは、C of I をどのように活用していくのかの前に、筋肉の特徴についてを確認していきましょう。ここを抑えておくことで、C of I の理解をより深められると思います。まず、筋肉の収縮様式についてですが、3種類あります。

求心性収縮・・・筋肉が縮まりながら力を発揮する収縮様式です。例えば、コップに入った飲み物を飲む動作をする時に肘が曲がっていきますが、この時の上腕の筋肉の収縮が求心性収縮となります。

画像1

おいしそうですねw

等尺性(静止性)収縮・・・筋肉の長さが変わらずに力を発揮する収縮様式です。例えば、飲み物を飲んでいる時の上腕(上腕筋や腕橈骨筋)の活動は等尺性収縮となります。腕相撲で力が拮抗している時なんかもお互いに等尺性収縮をしていますね。


遠心性収縮・・・筋肉の長さが長くなりながら力を発揮する収縮様式です。例えば、飲み物を飲んで、コップをテーブルに置くときに、上腕の筋肉は繊維が伸びながら力をコントロールするために収縮しなければいけません。これが遠心性収縮です。3つの収縮様式の中では最も筋肉に負担がかかる活動となります。そのため、筋トレをする時は、特にこの遠心性収縮を意識してトレーニングをしていきたいですね。

筋収縮の3つの様式は上記のようになっています。ご理解いただけましたでしょうか?

それでは、いよいよ C of I についてです。

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