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1年の終わりに“やりきった感”があれば、もうそれでいいんじゃないか
察しのいい人は、気づいているでしょう。
わたしの記事には、料理をテーマにしたものが少ないことを。過去記事を読み返したら、かろうじて1本だけありました。
ここまで読めば分かるはず。
わざわざ明かす必要もないのですが、年末のプチ・チャレンジのために告白します。
わたし、料理が苦手なんですよ。
あ、カミーノ、やっぱり?と思ったでしょ。お見通しですよね。
料理、キライではないんですよ、食べることは大好きなので。だけど料理が楽しいかと聞かれたら、答えは『ノー』なんです。
そうはいっても、妻であり母でもあるのでちゃんと作ります。子供たちのお弁当も作る。手抜きメニューも登場するけど、夕食は一汁三菜が基本です。
外食は数カ月に1回しかしないし、スーパーのお惣菜もほとんど買わないので、料理はするんですよ。バリエーションはバリバリ少ないけど。
でもね、楽しくないの。
料理をやらなくちゃと思ってしまい、情熱を注ごうと思えないんです。新しいメニューへの探求心も少ないと思う。それは女性としてどうなのよ?といわれても、反論できません。
料理に関していえば、わたしは【好きこそものの上手なれ】の真逆だな、としみじみ思うわけです。
好きじゃないし、料理への情熱がないから、上達が遅い。カメの歩みよりも遅い。
毎日そこそこの時間を費やすわけですよ、料理に。たいしたメニューでなくても。それなのに上達しないって、まあまあ悲しいです。
楽しむことができれば、料理のアイディアは浮かぶし、新しいメニューにも挑戦するし、料理もメキメキ上達する。
そんなポジティブサイクルがあるんだろうと思う。
ここにはたくさんいますよね、美味しそうな料理の記事をアツく書いているnoterさん。料理するのが楽しいんだろうなぁと伝わってくるような記事。読んでいると、あぁ、こんなん食べてみたいなと思う。
料理好きの人からすれば、料理が楽しくないだなんてアンビリーバボーかもしれない。
工夫しようと思えばいくらでも工夫できるし、実験的にちょっとした試みも可能。クリエイティビティは発揮し放題だし、成果物としての料理がドドーンと並ぶ。みんなからは喜んでもらえる。喜んでもらったら、また作りたい、もっと作りたいってなる。
このポジティブサイクルに乗れたら、料理好きになるのかしら。わたしはこの循環になかなか乗れない。
美味しいと褒められたり、また作ってとリクエストされたりすると、もちろん嬉しい。でもどういうわけか、褒められてもこのポジティブサイクルに乗れない。料理は性に合わないのかしら。
♢
このポジティブサイクルに乗るべく、2020年の締めくくりとして、プチ・チャレンジをしようと思い立った。終わりよければすべてよし、っていうでしょ。
1年の終わりに料理やり切った感があれば、もうそれでいいんじゃないかと思っています。
年の暮れに、いままで作ったことのないメニューで家族を驚かせたい。華やかに見える料理を作って、家族に「うぉーーーー!」といわれたい。
ただの自己満足のためのプチ・チャレンジ。
料理が苦手なわたしでも、簡単に作れて見栄えがする料理、あるかな・・・
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あった!
“キッシュ”って、レストランで食べる前菜じゃないの?響きも見た目もお洒落なので、家ではないところで食べる料理だと思っていました。キッシュは、フランス、アルザス=ロレーヌ地方の郷土料理だそうです。
もつにこみさんの記事を読んでもらうと分かるのですが、簡単に作れそうと思える。
料理が苦手で情熱を注げないわたしが、作ってみようかなと思えちゃう。
華やかでお洒落感が満載のキッシュ、こんなに簡単に作れちゃうの?
決まった、コレだわ。年末のプチ・チャレンジ、コレだわ。
もつにこみさんの“秘伝にはしないキッシュ”レシピは、お母さまからの直伝。
これまで焼いてきたキッシュは、焼き始めた3年前から数えて、80台以上。季節の食材で作れば、味も変わるし、肉でも魚でもだいたい大丈夫です。食べてもらった方からは、「美味しい!」「今回は何が入ってるの?」「お店出せばいいのに・・」なんて言っていただきます。
大人になった息子が80回も自分のレシピで作るなんて、母冥利に尽きますよね。自分のレシピが受け継がれていく、こんな嬉しいことはありません。
もつにこみさんのキッシュを食べ慣れたお子さんが、今度はこのレシピを受け継ぐのかもしれない。そんなふうに想像すると、わたしまで楽しくなっちゃう。
♢
自己満足のためだけのプチ・チャレンジ、開始です。
レシピは、もつにこみさんの記事を読んでくださいね。あなたも作ってみたいと思うはず。
1. 具材を切る
もつにこみさんが“作りやすい組み合わせ”を挙げていたので、今回はそのまんま踏襲します。ベーコン、じゃがいも、玉ねぎの3種類。
2. パイシートを型に敷く
3. 具材を炒める
4. パイ生地を焼いてつぶす
5. 炒めた具材をパイ生地にのせる
6. チーズと卵液をかけて焼く
以上。これだけ。
できあがり!
達成感、達成感。
ほんとに簡単にできちゃった。カミーノが作れるくらい簡単だから、きっとだれでも作れるはず。
キッシュを作ったのは初めてなので、家族から「うぉーーーー!すごい!美味しい!」の三拍子雄たけびをゲット。笑顔で食べてくれる姿は、ホント嬉しい。
見栄えのする料理っていいですね。テーブルがパッと華やぐ。
もつにこみさん、キッシュレシピ、秘伝にしないでくれてありがとうございました。そのおかげで、楽しく料理することができました。料理しながら久々にワクワクしちゃった。
♢
年末のプチ・チャレンジ、大成功です。
終わりよければすべてよし。“やり切った感”に満たされながら、2020年を締めくくることができそうです。
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今年最後の投稿です。
どんなに厳しい状況でも、ありがとうの気持ちはいつも持っていたい。今年1年のたくさんの感謝を込めて。
みなさま、今年1年お世話になりました。どうぞ良いお年をお迎えくださいね。
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