ウエスト
昨日の昼、食い過ぎた。体重計に乗ったら、58㎏あった。あせって、一番小さいスラックスを履いてみた。履けた。一安心である。僕にとって、体重が何キロとかいうよりも、ズボンが入るかどうかの方が心配なのである。
もともと仕事をしていた頃は53㎏しかなかった。仕事を辞め、60㎏の大台に乗って、ズボンが履けなくなってしまった。これはやばいと思い、あせってダイエットをした。55㎏まで戻した。
ところが最近の不摂生で、また太りだした。運動をしていないせいもあるだろう。再び運動を再開しようと思うが、歳を取ったら、それなりにポッチャリしていた方が、見栄えもいいし、健康的にも長生きできていいと妻がいった。確かにネットの記事にもそう書いてある。
それを聞いて、あまり体重そのものには頓着しなくてもいいかな、と思い始めた。ただ心配なのが、ズボンのウエストである。これが突然履けなくなると、いざという時困るので、体重よりもこちらのほうが重大なのである。
53㎏で丁度良かったズボンが58㎏でも十分履けるというのはどういうことなのだろうか。少なくともウエストには肉はついていないということだろうか。ではどこに肉がついているのだろうか。ズボンは窮屈でもなかったので、上半身であろう。そういえば、何だか顔が丸くなってきたような気がしないでもない。胸の筋肉もついてきたような気がする。おや、理想的な逆三角形になってきているのかな。碌に運動もしないくせに。鏡を見てもわからない。顔が丸くなってきたような気がするのだけが気になってくる。
何はともあれ年相応にはなってきているようだ。でもこれ以上は太れない。ズボンが履けなくなれば、もったいないではないか。