小田原城の蝋梅がみたくて
小田原城の蝋梅が見事だときいて、2月11日に行ってきました。
JR東海道本線、横浜駅から熱海行きで約1時間。
小田原駅から徒歩5分。
5年前くらい前まで走ることが趣味だった私は、自宅から箱根湯本まで約60キロを何度も走っています。
小田原はその通過点ですが、小田原城は行ったことがなかったのです。
今回めでたく小田原城の天守閣、最上階の展望デッキから小田原の市街地や相模湾など眺めてきました。
小田原城は全国7位高さを誇るそうです。
ちなみに1位は大阪城、2位は、私の地元、名古屋城でした。
現在の天守閣は昭和35年に復興、平成28年に改修を終えて、とてもきれいに整備されていました。
城址公園内は紅梅白梅が見頃でした。
蝋梅は、満開は過ぎていましたが、それでもまだ甘い香りを周囲に漂わせて、これを目当てに足を運んだ私を楽しませてくれました。
小田原城址公園内には、薪を背負って本を読んでいる二宮金次郎で有名な報徳二宮神社がありました。
小田原城の天守閣にきたら、あの豊臣秀吉が北条氏の本城である小田原城を包囲して開城させた本陣として、あたかも一夜にして築城したと見せかけたことで知られる石垣山一夜城にも行ってみたくなりました。
Googleマップで検索したら、3.1キロ、徒歩49分です。
「よし、いける。」と踏んでさっそく出発。
小田原駅でもらった地図を片手に、小田原市街地を抜けて南西へ向かいます。東海道の線路づたいに新早川橋を渡り、高架をくぐると大きな案内板がありました。
前から後ろから車がたくさん通りますが歩いてすれ違う人は数人でした。
石垣山に参陣した武将たちの紹介が、現在地の距離表示とともにあって
退屈しませんでした。
途中で雨が降ってきて、雨具を持っていない私、焦りました。
どこかで雨やどりかもしくは引き返すことも考えました。
走って来る車に手を振って乗せてもらおうかと思いましたよ。
でも幸いにも一夜城址に着く頃には雨もあがりました。
ここに来たもうひとつの目的は「一夜城ヨロイヅカファーム」です
ある方から、ここのパンがとてもおいしいときいて、ぜひここの展望台でパンを食べたいと思ったのです。
けれど残念なことに、日曜日でお店の前に長蛇の列ができていました。
並ぶことが苦手は私はあっさりとあきらめて、小田原産レモンと金柑を買って帰りました。
ファームの中に、川島なお美さんの慰霊碑がありました。
直筆のメッセージが刻まれています。
相模湾を一望できる山の上にそれはありました。
先ほどまでいた小田原城も見えるはずなのですが、曇っていて、おまけに視力が良くない私にはお城は確認できませんでした。
帰りは、小田原宿観光回遊バス、うめまる号に乗車。
地元のおばちゃんボランティアのバスガイドつきでした。
えっちらおっちら 雨の中を登った坂道を一気に下って、JR早川駅から電車で無事帰宅しました。
とても充実したこころ愉しい1日でした。
すべてのことに感謝します。