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お疲れさまお義父さん

約4年前、ステージ4の肺癌と直ぐに診断を受けたお義父さん。

みんなショックを隠しきれませんでしたが、お義父さんはニコニコ笑いながらおっしゃいましたね。

一番怖くてショックだったのはお義父さんだったはずなのに。

まだ50代。
余命宣告を受けた、1年前60までは生きられないと覚悟したことでしょう。

それから1年、お義父さんよく闘いました。そして頑張ってくださいました。

何とか還暦を病院で迎え、夫からの赤いタオルを嬉しそうにしていましたね。
コロナの関係で、最後にお会いしたのはテレビ電話越しの2週間前。
あんなに話すのを楽しそうに、笑うのを幸せそうにしていましたが、あちこちに転移した癌に蝕まれながらの会話でしたね。

お義母さんの前では弱音を吐けたのは「良かった」なと思います。

還暦を迎えてから、一気に症状が悪化し話すことさえ出来なくなりましたね。

それでも、ご兄弟やご家族の声に懸命に応えたお義父さん。   

お義母さんが付き添いで泊まった初めての昼、お義母さんに見守られながら逝けたのは、この時を待っていたんですね。
 
お義母さんが目を開いて、涙を一滴流していたと聞いて、最期に映った姿がお義母さんだったことが、嬉しかったのではないかなと私は思っております。

お義母さんが、その時作業をしていないで手を握ってあげればと後悔していましたが、日常的な様子を見て安心したのですよね…きっと

余命宣告から1年も良く本当に良く闘い、そして私たちに笑顔と冗談を振りまいてくださりありがとうございます。

私は今、お義父さんの笑顔とおちゃらけた顔が交互に頭を行き来しています。

どうか痛みも悲しみもない天国で、お義母さんを見守っていてください。

ここ2年で3人家族を見送りましたが、死というものは慣れないものですね。
慣れたくもないですが。


お義父さん愛をありがとうございました。

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