【商船系の学生必見】海運大手の面接で聞かれること・就活のコツまとめ
どうもです。ボットムです。
就活の季節ですね。学生の皆さんは忙しい時期をお過ごしかと思います。
今回は商船系の学生さんのための記事として僕の経験を交えて某大手三社の面接を突破するための情報を惜しみなく公表します!
・周りはいつから就活始めてるんだ?
・大手志望だから他の会社受けなくてもいいかな?
・2級筆記ってあったほうがいい?
・船会社の面接って何聞かれるの?
・囲い込みってあるの?
はい、全部答えます。
現在、神戸大学海事科学部 or 東京海洋大学 or 東海大学海洋学部 or 商船高専 or 商船短大 or 水産大学校に在籍していて就活を控えているそこのあなた。
絶対に後悔させないので最後まで読んでってくださいお願いします。
<商船系学生へのアドバイス>
いきなり説教臭いと言うか、注意から始まってしまい恐縮なのですが、まず一つだけ聞いて欲しいことがあります。
商船学生は船会社の面接を舐め過ぎです。もうね、ペロペロ。
今も変わってないと思いますが、船会社の選考(航海士・機関士の採用選考)は大手を皮切りに順に中堅の会社たちも応募を受け付けていく流れになっています。
そんな中、就活時期が近くなってきた船乗り志望の学生たちはゆっくりと準備を初めながらこんなことを言い始めます。
「俺は船舶業界に絞るぜ」
これはわかります。業界を絞ることは別に悪くありません。
「俺は船会社しかうけねぇ!」
わかります。船乗りになるためにこの学校に来た人はたくさんいます。
「だからまず大手三社の面接にぶっつけで行くぜ!」
↑ ?????????????????
舐めすぎです。チュッパチャップスじゃないんですよ。
こうして文字に起こすと矛盾が際立ってわかりやすいですが、意外と多くの学生がこの現状に陥っています。
しかし裏を返して言えば、これが如何に狂った現状なのかを周りの学生より先に理解していればその他大勢の学生より優位に選考を進められるのです。
僕は数年前の201◯年に商船系の学生だったころに大手を含む複数の船会社で最終面接まで行きました。身バレ防止の為詳細は控えますが。
今回の記事ではアンテナを高く張ってこの記事を見つけてくれた学生のあなたが周囲と差をつけるために、元商船学生の元商船学生による商船学生のための商船学生向け記事として、就活のコツと貴重な大手海運で聞かれることをあられもなく公表します。
(この記事は投げ銭制です。有料の範囲をかなり少なめにしていますので、少しでも気になる!もっと書いて欲しい!と思っていただけた場合、缶コーヒーを奢る感覚でこの記事を購入していただければ筆者は大変喜びます。)
<周囲の学生の就活状況>
まず一般的な商船系の学生の就活の(22年卒であれば2021年の)流れはこんな感じかと、、
【1 月頃】自主的に就職活動を始める学生が少しだけいる。
【1~3月】一部のベンチャー等から内定を貰う学生が出てきて学校がざわつく。
【3月】海上職の採用選考が3月頃から本格始動。みんなが重い腰を上げて情報収集や書類選考の準備を始める。
【3月~6月】就活準備のピーク。学校で開催される説明会を主なきっかけとして、船会社以外の会社訪問にちょこちょこ参加し、就活を意識し始める。海上職以外を受けてる人は面接を経験し始める。
【6月~】本選考開始。明暗が分かれ始める。
こんな感じですよね。
しかし海上職だけに絞って受ける学生もこの流れに沿ってしまっていては、ES(エントリーシート)も面接も経験がないままいきなり大手の選考に臨まなくてはならなくなります。しかもその他大勢と同じ経験値で、です。
これでは周りから抜きん出るどころか大手の選考にまともに太刀打ちできません。この流れに沿って書類選考で一瞬で落ちたり、面接当日にアタフタする学生が数え切れないほどいます。
<海上職希望の学生の問題点>
ではどうすれば差別化を図れるのか。
まず問題点を整理して、それからその対策をまとめていきます。
問題点①:選考を意識する時期が遅い
読むのが面倒な人はここだけ読んで下さい。まとめてしまえばこれに尽きます。ほとんどの海上職希望の学生は選考を意識し始めるきっかけが受け身で、選考日程が発表されてから慌てて準備をするパターンが多いです。
しかし、何度も言ったように本番に備えて6月までにESと面接に慣れておくことは必至です。周りが就活を話題にする前から裏でこっそりガンガン経験値をためて置くことが差別化の第一歩です。
問題点②:志望する会社を絞り過ぎている
問題点①の原因は大体これです。
海運大手と中堅数社のみを志望する学生がほとんどの中、少しでも気になる企業があればためらわずバシバシESを出してガシガシ内定を取っていくことで6月には圧倒的な経験値の差を見せつけることができます。
僕も学生の時は周囲が5月頃になってやっとソワソワした空気になる中、既に滑り止めの内定とともに圧倒的に安定したメンタルをも手に入れていました。
これによって本命の大手での面接も緊張せずできたことで志望の内定を手に入れられたと思っています。
問題点③:面接対策の不足
大手海運の面接当日、周囲を見ていると、第一志望の大手三社が初めての面接という学生がほとんどでした。
同じグループ面接の中で見た中では、緊張で話せなくなる学生や質問に対して的外れの回答をしてしまっている学生も多数。中にはセリフを暗記してくる学生もいました。面接経験を積んでいる学生からすればもはや敵ではありません。
やはり、座学の面接講座的なものや緊張感のない友人との面接練習だけだとほぼ無意味です。第一志望を受ける前に実際に企業の選考を経験しておくことは超重要です。
問題点④:業界研究の不足
大手のみ、あるいは大手と中堅数社のみを志望する学生がほとんどですが、誰も内航海運会社や、他の中小の外航海運会社を「志望しない理由」を特に持っていません。
それにも関わらず自ら志望企業を絞り、不採用になってから慌てて他の企業を探し始めるという学生が多いです。
早めに情報収集を初めて視野を広げることができていれば、志望する企業の選択肢も増やすことができます。そして面接の経験値や滑り止め内定のみならず、本当に良い企業と出会える可能性だってあります。
変にプライドをこじらせて企業を絞らずほかの船会社も受けまくりましょう。
問題点⑤:人事の発言を鵜呑みにしている
まず前提として、N社、M社、K社、もとい全ての人事の言っていることは真に受けてはいけません。人事が言う「TOEIC は何点でもOK!」、「海技試験は2級筆記がなくても別に大丈夫!」、一応は事実ですが信じた時点で負けです。
いざ面接になると余裕で「なんで 1 級筆記持っていないんですかー?」、「英語に自身があるって言ってたけどTOEIC 低いよねー?」とか笑顔でガンガン言われます。上手く答えられずに皆死去です。
採用担当者はより多くの学生に応募して欲しいから言ってるだけで、能力が低い学生は欲しくありません。大手に行きたい気持ちがホンモノなら1級筆記は絶対取りましょう。TOEICは少なくとも500は取りましょう。できれば600。
当日、面接の場にいるのはニコニコしながらパワポでイイ感じの説明をしてくれていた優しくて若い爽やか人事ではなく、ガチで学生を選びに来ているコワモテおっさん人事や役員です。
肝に銘じて準備しておきましょう。
<6月までにするべきことまとめ>
まとめてみるとこんな感じです。
・とにかく早めに就活始めよう!
・少しでも気になったらすぐESを出して経験値を積みまくろう!
・経験値と内定はメンタルを最強にする!
・面接は経験がモノを言う!
・人事は信じるな!(みんないい人だけど!)
今この記事を書いているのが2021年5月なので、2023年卒以降の方々はこれらを肝に銘じて早めに準備していけば必ず周りの学生を蹴散らすことができます。信じて頑張って下さい。
2022年卒の方、まだ絶望しないで下さい。逆転の余地はあります。
これより、某大手海運会社で聞かれたことを公開します。これを読んで今から面接練習をしまくれば落ち着いて面接に臨めるはずです。健闘を祈ります。
(偉そうに言ってますが、僕も全ての会社で最終選考まで行ったわけではないので有料範囲内に大手海運3社全ての詳細が載っている訳ではないことをご了承下さい。記憶をたどっているので抜けてるところもあります。)
<K社の面接で聞かれたこと>
①一次面接(学生 3 名、面接官3名のグループ面接)
・志望動機
・現在の就活状況(何社受けているのか、内定はあるか)
・他人と意見が衝突したことはあるか。その時どう思ったか。どう対応したか。
・意見が合わない上司から指導された時はどのように受け止めるか。
② 二次面接(学生1 名、面接官 4名 の個人面接)
・志望動機
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