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加速主義

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2019年11月の記事一覧

バイオ研究のお金を減らされるのは悲しいけど

バイオ研究のお金を減らされるのは悲しいけど

「(政府の支援を)いきなりゼロにするのが本当なら相当理不尽だ」。11日、日本記者クラブ(東京・千代田)の記者会見で、山中所長は憤りをみせた。ストック事業への政府の支援を2020年度から減らす話が現実的になってきたからだ。
この事業は再生医療に使う高品質なiPS細胞をあらかじめ備蓄する。拒絶反応が減るように多くの日本人に適したタイプの細胞を取りそろえる計画だ。13年に22年度までの10年間の国の支援

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ビル・ミッチェルがやって来た 番外編

ビル・ミッチェルがやって来た 番外編

先週の、MMT提唱者ビル・ミッチェル先生の京都での二度にわたる講演について2つの記事をアップした。

これらを読んでもらえばどんな感じだったかは伝わると思う。しかし基本的にポジティブなことしか書いていない。また、参加者とのクロストークから生まれた発想などについてはあまり書かなかった。というわけで以下の有料エリアには、怒られそうなことや、まだ煮詰まっていないアイデアについて書いてみたい。また子宮頸が

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ついに『クライテリオン』でも新反動主義が取り上げられる

ついに『クライテリオン』でも新反動主義が取り上げられる

保守系の思想誌である『クライテリオン』11月号は安倍晋三批判特集であった。主に保守側からの安倍首相批判で多くは妥当なものであったと思う。ただ多くの安倍批判が虚しいのは、別の人間が首相であっても似たりよったりの情況にしかならず、ことによってはもっと酷いことになるかもしれないということだ。

安倍晋三はただの空虚な器であり、そこにはさまざまな勢力の多様な思惑が入り込む余地がある。そして現実の政治力の強

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ビル・ミッチェルがやって来た その2

ビル・ミッチェルがやって来た その2

昨日11月4日、京都市国際交流会館にて薔薇マークキャンペーン主催でビル・ミッチェル教授のセミナーが行われ、またしても聴講してきた。

今日は松尾匡教授と朴勝俊教授よりいくつか質問が事前に提出され、ミッチェル教授がMMTのアウトラインを話しつつ、質問に答えていくというスタイルであった。ただし通訳を介してすべての質問に詳細に答えるのは不可能なので、仔細は順次ブログにアップしていくとのことでした。誰かが

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ビル・ミッチェルがやって来た

ビル・ミッチェルがやって来た

11月2日土曜日、MMT提唱者の1人であるビル・ミッチェルさんが京都大学にて講演されたので行ってきた。本やブログで知ってる人が目の前で喋ってるというのは不思議な感覚だった。

オーストラリア訛りが凄くて聞き取るのに苦労したけど、通訳の方々の活躍により楽しく聴くことができた。

印象に残っているのは、税の役割は民間から実物支出の余地を奪うことだと強調されていたことだ。税は貨幣的な意味では財源ではない

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