#665 労務論17|メンタルが辛くなった時のアドバイス
新社会人に限らずですが、新シーズン4月から1ヶ月が経過して、仕事に対する倦怠感を覚えたり、無気力になったりする「五月病」を代表するメンタルの不調、思い当たる人もいるのではないでしょうか?
本日はそのようなメンタル不良の方へ、僭越ながらアドバイスをさせて頂きます。
メンタルが辛くなった時のアドバイス
厚生労働省がまとめた調査によると、「仕事や就業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じる労働者の割合」は2021年は53.3パーセントであり、半数を超える結果となっています。
2人に1人以上がストレスを感じ、メンタルに影響していると考えると、珍しい事でも何でもないんですね。
それを踏まえて下記を参照にしていただければ!
1. メンタルが変動するのは当たり前のこと
人間は感受性がある動物なので、メンタルが変動するのは当たり前の事なんですよね。なのでメンタルが止むのはおかしくないですし、当たり前のことです。誰もが良い時期と悪い時期を繰り返しているんです。
「打たれ強い」「打たれ弱い」とかありますが、その辺も根拠ない自覚症状の話なので、打たれ強いと思っていた人が病んでるとかもよくある話です。
「こんなことで凹んじゃいけない」みたいな感じで、自分に鞭を入れて無理するのが一番良くないんです。
疲れたら、愚痴の言える人に愚痴を言ったり、ちょっと手を抜いたり、休んだりして自分を取り戻せばよいですし、それでもしんどいなら堂々と理由を言って休みましょう。
2. メンタルを変動させる人と一緒に働くべきではない
メンタルを悪い方向に変動させる人は残念ながら多いのが実情です。
そういう人たちは大抵マネージャークラスなんですが、「俺はこのやり方でマネージャーになった」という実体験に基づいた指導だったり、自分の美学を貫きがちなので、大抵部下だったのメンタルに負荷を与えます。
そして、こういう人は言っても治らないんですし、そうした人の元でずっと仕事をしていると、確実にメンタルが落ちます。
なので、堂々と距離を取るのが良いでしょう。
人事担当や労務担当に「**さんと仕事するのがしんどい」と勇気を出して言えれば、最適なポジションを用意したり、検討してくれることがあるはずです。
そして僕のこれまでの社会人経験を振り返ると、こうして部下のメンタルに支障をきたすような強権を振るうマネージャーは、大抵自分が攻められたら打たれ弱かったりするのも腹立たしいですね笑
3. 辛くなったら全部放り出しちゃいましょう
とにかく、メンタルを保つには心の安定が必要です。
その安定が無ければ私生活・プライベートも上手くいかないですし、仕事が無くなってもこの飽食の時代、生きていけないこともそう無いはずです。
辞めても転職すればいいし、転職が無理ならアルバイトで食いつなげばいいし、生活保護もあれば、実家に戻るのも、この国では色々な選択肢があるんです。
その中で「辛いけど会社で働き続ける」という選択が最上位の概念ではないので、心が休まる選択肢を選んでも全然よいと思います。
まとめ
そんな感じで書きましたが、仕事が楽しかったり、仕事に誇りを持っていたら、メンタルはそんなやられないかも知れません。
ですが、それでもメンタルがやられてしまう可能性もありますが、メンタルをやられるのは普通の事なので、堂々と自分のメンタルがやられているのを自覚しましょう。
そして、それを解決する方法があったり、相談できる仲間がいればOKですが、いない時は転職するなり、そういうチェンジも時として必要です。
なので、労務担当や人事担当は「アラートをあげてもおかしくない空気」を作っておくことが重要ですね!