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【櫻坂46】藤吉 夏鈴が受け入れたことを知れた日。~"As you know?"ミーグリ&サイン会を振り返る~

"推しのいる生活"って曲、知ってる?

いきなりですけどオタクの皆さんは"推しのいる生活"という曲をご存知でしょうか。キュウソネコカミというバンドが歌っている歌なんですけれども。

キュウソネコカミは今25歳の年になる僕が高校2年の時からめちゃくちゃ売れたバンドである。
僕が知った理由は、その高校2年生の時推していたアイドル・乃木坂46橋本 奈々未が「キュウソネコカミがいい!」というのを都度メールやブログに載せていたからである。

「好きな人と同じ曲を聞いていたい!」みたいな、今思えばキモい、高校2年生の16,17歳という歳を思えばアオハルなエピソードがきっかけで聴き始めた。


そんなキュウソネコカミの歌、"推しのいる生活"。
アイドルを好きでいると、どうしてもこの曲がいつもチラついてくる。

応援している気持ちが強まって 良い距離感で歩んでいかなくちゃ
出来れば誰のものでもない みんなのあなたで居てほしい
矛盾してるけど僕たちは あなたの幸せも願ってる

わっしょいわっしょい(ありがとう)
わっしょいわっしょい(頑張れる)
(SNSの通知が鳴る 胸高鳴る)
わっしょいわっしょい(素睛らしい)
わっしょいわっしょい(会いに行く)
(推しのいる生活)

わっしょいわっしょい(その日まで)
わっしょいわっしょい(共にいこう)
(少しくらいのミスは許せるよ気をつけて)
わっしょいわっしょい(振り向くな)
わっしょいわっしょい(突き進め)
(生きていて良かった)

キュウソネコカミ/推しのいる生活

共感できる歌詞がめちゃくちゃある。
久々にこの曲を思い出す出来事があった。
勿論、きっかけは"推し"との交流である。

僕の推しは過去のnoteでも記述しているが櫻坂46・藤吉 夏鈴という子である。
そんな藤吉 夏鈴と、櫻坂46 1stアルバム・"As you know?"のオンラインミーグリ&サイン会に参加し、色々と思い募ることがあったので、今回はイベントのレポをまとめながら言葉にしていきたいと思う。


藤吉 夏鈴さんと話してること

今回を振り返る前に、過去のミーグリで僕がどんなことを話しているかというと、普段の活動を見ていて「あれってどんな経緯でああなったんだろう」や、「あの時どんなこと思ってたのかな」という、演者である彼女側からしか分からないことを聞いている。

昔はTwitterで推しと深い交流をしてレポがバズってたり、ちゃんと推しに存在を覚えてもらっている方を見て羨ましいなぁと思っていた。
が、いつからか「そんなキャラを演じることは無理だ」と自己理解し、今の推しの藤吉さんもそういうノリは苦手な方なので「このスタンスで間違ってないな」と思いながら会話を楽しんでいる。
なので、今も藤吉 夏鈴さんの脳内に僕が記憶されているかは聞いたことが無いので分からない。


普段口数が少ない子。
こういう子は握手会・ミーグリなどで所謂「事故」が起きやすいタイプなわけだけど、彼女は絶対に言葉を返してくれる。

僕の問いかけはプライベート関係のことはなく、作品やライブに関することなので、そこに熱を持つ彼女も僕の心から知りたいことに対して急に声が高くなったり、「え〜〜〜〜(爆音)」になったり、無茶苦茶饒舌に語りすぎて普段タメ語で話してくれるのに「〇〇ですね〜」みたいに急に敬語になったりと、熱く対応してくれる。そしてちゃんと答えをくれる。

必ず答えをくれるが故に、基本彼女のミーグリにブレーキはない。
僕が1月のBACKS LIVEでずっと気になっていた「"Dead end"のセンターになった経緯」はとても他人には言えないくらいストレートに経緯を話してくれた。(本人にも「これ言わないで」と言われた)

今思うと、この秘密を教えてくれたことが、僕がシンプルに聞きたいことを投げかけられるようになり、彼女もそれに答えてくれるようになったきっかけな気がする。

今回もそんな彼女に沢山気になることを投げかけ、それに全部返してくれた。
開催日ごとに振り返ってみる。

8/7

アルバムミーグリの開幕はいの一番に聞きたかったことにした。
CMについてはnoteにもしたくらい興味深い内容だったので、「"アイドルとは?"の答えを埋めようとしたのか?」というのを聞けたらいいなと思い投げかけてみた。

案の定いつも通り、「会議した」という裏事情まで全部話してくれる。
Twitterだと字数の関係で書けていないが、「いろいろ相談して」ということも言っていた。
何個か候補はあっても、「まだ分かりません」に行き着いたならいいじゃないか。投げやりな回答じゃないと分かっただけで嬉しかった。


次は渡邉 理佐が務めていた"無言の宇宙"について、彼女の意見が欲しいなと思ったので聞いてみた。

この部は熱い藤吉 夏鈴が見れて微笑ましかった。
止まることなく話し続けて、そして何故か敬語になるというオーバーヒートを起こしていた。

「立ち位置に拘りはない」というのは"流れ弾"のフォーメーション発表のメッセージで言葉にしている。
ただ"センター"というポジションは彼女の中でも違う重みがあるだろう。それは同メッセージの「センターを努めさせていただいた」という言葉からも分かる。

誰が"無言の宇宙"という渡邉 理佐が残した大切な曲を継ぐのかという答えに、「1期生がいい」と言うのは”フォメに拘りはないけど、センターの重みを分かる彼女らしい”良い答えだな〜と思った。
先日のW-KEYAKI FESでは原田 葵が務めたが、アルバムツアーはどうだろうか。


(一つ日付を間違えている)
森田 ひかるという天才チックな子がどういう感じで作品に臨んでいるのかというのは前から気になっていて、幸い今回アルバムに藤吉&森田のユニットで"One-way stairs"という曲があったので、レコーディングの裏側なんかも聞けたらと思い聞いてみた。

「あんな感じ?」と形容したのは8/3に山﨑 天と森田ひかるのshowroomがあり、ふざけ散らかす森田を見て「なんでこの子が"BAN"とか"Dead end"をあんなバキバキにできるのか」と本当に不思議に思ったから「あんな感じ」と形容した(山﨑も十分不思議な子である)。
その形容は藤吉さんにも伝わっており、本当に「あんな感じ」らしい。
それですっとレコーディングに入り、ちゃんと熟す森田 ひかるはやっぱり天才チックだと思う。


8/21

この日は延期となったW-KEYAKI FESの翌日だったので、話したいことだらけだったが、3部と5部しかなかったのでとにかく話したいことを絞った記憶がある。

これが25日放送されるラジオ・「TOKYO SPEAKEASY」の後だったら質問の選択肢にも入ってなかったと今でも思う。この"なぜ恋カメラワーク問題"は前回のnoteで触れている話題である。

だからラジオで彼女が「カメラを見ない気にしない」という話題が出た時、タイムフリーで聞いていて眠かった目が一瞬にして覚めたのは今でも覚えている。
渡邉 理佐卒業コンサートから、彼女のセンター曲・"なぜ恋をしてこなかったんだろう"、と"偶然の答え"のカメラワークは計算されたような動きをしていたので、てっきり現場でそういう声があるのかと思ったらそうではないらしい。

後のラジオで分かったが、彼女の「カメラを気にしないことなどの"積み重ね"で作るリアリティ」と、カメラマンの櫻坂を撮り続けてきた(であろう)"積み重ね"で配信でも分かる”なぜ恋”と"偶然の答え"の素晴らしさが生み出されたのだと解釈した。
それが解釈できるのに繫がったことを考えれば、後のラジオでカメラワーク問題についてネタバレされても良かったと思えた。


前日に披露された"カレイドスコープ"の人選は欅坂の時から気になっていたので、いい機会だし聞いてみた。
結果は裏の方しか分からないということだが、ストレートに「なんでと思った」ことを伝えてくれるのはいつも通りである。
そして本当によく喋ってた。割り込まないと永遠に話しそうな姿を初めて見たので、結構記憶に残っている部である。

そしてこの部は前日ライブがあって5部と終盤で絶対疲れているのに、初めて「やっほ〜」と挨拶してきて面喰らった。


9/4

これはW-KEYAKI FESの感想noteを書き浮かんだネタである。
そのnoteでも触れたが、"Buddies"がライブ序盤というのはこれまでのライブでは初めてであり、延期になったことでセトリを再構成したのか気になったので、聞いたらそうではなかったらしい。

それはそれで、2曲目が"Buddies"だったというのは何か運命的なものを感じる。


3部以降は前述のラジオ・「TOKYO SPEAKEASY」の話題を取り上げてみた。
ラジオ内でカメラ・バミリを気にしないことで生まれるもの=リアリティというのは言葉にしてくれていたので、そのリアリティのルーツを辿ってみたいと思った。

答えは意識としては欅の時からそうしたものがあったらしい。
それを聞いて改めて「やっぱりこの子たちは欅坂の2期生なんだな」と再認識した。
「そういう先輩たちがいる中だったから自分もそうなっていった」。
"欅イズム"をちゃんと継いでいるんだな。
それが藤吉 夏鈴というこれからの櫻坂を引っ張っていく存在の表現のルーツであるということを、先日卒業発表したキャプテン・菅井 裕香に伝えてあげたい。

常にスイッチが入り続けてるように見える彼女が、瞬間的にライブ中手応えを感じる時間はあるのか気になったので、勢いで聞いてみた。
答えは意外にも「ライブの前からなんか分かる」らしい。ここは今度深堀りしたい。
自分の世界観を持つ子なので、やって終わって手応えを感じるのかと思ったら、始まる前の空気感で「今日イケる」というのが分かるというのは意外でしかなかった。
(4部を割愛していますが、配信ライブの裏の話でとても呟けそうなものではなかった為です。)


オンラインサイン会,ずっと聞きたかったこと。

8/26 16時オンラインサイン会当落。
この日は久々にギラギラした。

2016年の有馬記念、サトノダイヤモンドとキタサンブラックが戦ったあの伝説の一戦に注ぎ込んだレベルの大懸けだった。
ギャンブルで万を超える賭けをしたことがある方ならこの「ギラついた」という表現は理解していただけるだろう。


ユルゲン・クロップの勝利後恒例の"Klopp Punch"が心の底から理解できた瞬間であった。このギラつきを解放された瞬間に生まれるのは拳とパンチ以外表現の仕様がないのである。


風の噂で「1分以上は話せる」というのは聞いていた。
この日から9/4まで、いつものミーグリのスタンス同様「何を聞くか」をとにかく考え続けた。
一瞬「僕のこと覚えてくれてます?」ということを思いつき、過去の自分に引き戻されそうにもなった。


1分以上話せるなんて滅多にないぞ。というかこの先起きないかもしれないぞ。そんなことに執着してたあの頃の意識捨てろ。
とにかく"一番聞きたいこと"を考えろ。

頭を回しに回してもどれが正解か分からない。
まあそういう時の答えは意外にあっさり出てくるものである。

こうした通勤途中とか、風呂でぼーっとしてたりすると急に話のネタが降りてくる現象はなんなんだろうか。

とにもかくにもこの先あるか分からない時間。
本当に聞きたいこと、絶対後悔しない質問ができたぞ。


そしてやってきたオンラインサイン会。
普段のミーグリはさすがに慣れてきてほぼ緊張することはなくなったが、今回は勝手が違いすぎる。未経験のものに飛び込んでいくのはいくつになっても緊張する。


悩みに悩んで一番聞きたかったこと。
藤吉 夏鈴を推してきてハッキリさせたかったこと。
それは


藤吉 夏鈴は、”不器用さ”を受け入れたのか


ということである。
彼女から"不器用さ"という言葉が出たのは2021年8月9日、3rdシングル"流れ弾"のフォーメーション発表後のメッセージである。

「自分の不器用さが悪い方向に出てしまっているんだろうなと思う」

この言葉と「櫻エイトから外れたことをプラスに変えたい」というのは流れ弾期間の彼女のテーマだっただろう。
結果、僕がライブの翌日noteに書き殴ったように、3rd Single BACKS LIVEでのパフォーマンスはとにかく熱があった。
天才チックに、多種多彩に表現する森田 ひかるの"Dead end" とは違い、とにかく表情管理なんか気にせずストレートに"Dead end"を表現する藤吉 夏鈴を見て僕は、「不器用なままでいい気がする」と感じた。

そこから渡邉 理佐の卒コンがあり、オーディションCMがあり。
オーディションCMで選んだ言葉が、彼女の"不器用さ"の許容したのではないかと感じた。

「何に関しても無関心だった。
でも、パフォーマンスをするようになって、ものを作る嬉しさを知ってから、前を向くようになった。
”アイドルだから”って言われることはあるけど、アイドルは私にはまだ分かりません。
今はただただ夢中だ。」

櫻坂46 新メンバーオーディションCM 藤吉 夏鈴編

「アイドルは私には分かりません。 今はただただ夢中だ。」
普段寡言沈黙な子が、今を「夢中に取り組んでいる」と言葉にしたのは明らかな変化だった。
この辺から「"不器用さ"を受け入れつつあるな」と感じていたが、それを本人の口から聞けるまでは僕の妄言に過ぎない。

だから聞きたかった。
前置きで「ずっと聞きたかったこと聞くわ」と一言おいて。

迷いなくちゃんと言葉にしてくれた。
決して欺瞞なんかじゃないことはすぐ分かる。

「うん。受け入れた。」

「こんなにも人の変化を感じられる瞬間ってあるんだろうか」とその言葉を聞いた点何秒の時間で考えた。そして何かがパッと晴れた感じがした。
良かった。自分の思っていたことが間違ってなかった。

その次の言葉も気持ちが良かった。ちゃんと僕たちの言葉は背中を押していたんだな。

「全てのパフォーマンスに関わっていたい」
「それを叶える為には私自身の努力も必要ですし、何よりファンの皆さんの応援が力となります」

言葉で伝えてくれる子が、僕たちの言葉も受容しながら活力に変えてくれたんだろう。

そこからは「うん!」と返し、ツイートにもあるが僕がそのメッセージからBACKS LIVEを経て、今日に至るまで感じてきたことを伝える一方だった。

BACKS LIVEから感じた不器用さの受け入れ→それを経た理佐卒コン→W-KEYAKI FESで変わったということを確信したということ。
"なぜ恋"と"偶然の答え"がいつも新しいリアリティで作られることが楽しみでしかないこと。
とにかく聞きたかった言葉が聞けたことに嬉し過ぎて思っていたことがどんどん出てきた。

それを聞く藤吉さんは「いやいや」なんて謙遜することはなく、僕の話を「へぇ~」とか「ありがとう」とか「嬉しい」と相槌を打ちながら、語りに語る一人のオタクを画面越しに見ていた。流石に目を見て語ることに後半くらいから恥ずかしくなってきたもんで、瞬きするたびに動く前髪を見ることにした。

「いやいや」なんて謙遜したり「そんなことない」なんて言葉が一つも出てこなかったのも、届けるリアリティにちゃんと自信があるからなんだろう。

最後の最後までその話が続き、「ツアー行くから」と一言告げて終わった。
終わってからは一気に肩の力が抜けると共に、「うん、受け入れた」という言葉を嚙みしめまくった。


最後に

藤吉 夏鈴が発信する言葉の中で一番好きな言葉がある。

「人の心に寄り添えますように」

ブログだったり、メッセージだったり度々出てくる言葉である。
3rdシングルのヒット祈願でも「櫻坂46が人の心に寄り添えるグループでありますように」と言っていた。

たった一人のオタクかもしれないが、彼女の活動が一人の人間の心に寄り添っているということを多少なりとも伝えられたのではないだろうか。
そしてそれが活力となればこれ以上ないことである。

わっしょいわっしょい(その日まで)
わっしょいわっしょい(共にいこう)
(少しくらいのミスは許せるよ気をつけて)
わっしょいわっしょい(振り向くな)
わっしょいわっしょい(突き進め)
(生きていて良かった)

今度は「櫻坂46」の"中心"として。
自分の"不器用さ"を受け入れて突き進む藤吉 夏鈴が、東京ドームに立つその日が今から楽しみである。



と、ここまではイベントの次の日に書いたわけで。
今日は9月8日。藤吉さんが不器用さを受け入れたことを知れたあの充実の一日から4日が経過したわけである。
Twitterのタイムラインを見るとちょこちょこサインが届いたというツイートを見る。心躍らせウキウキ気分で19:00に退勤した。

駅から家までの道はあのオンラインサイン会前の緊張を思い出した。
家にあるサインを見るだけであり、別に話すわけでもないのに、4日と同じ気分になった。

帰宅し、ソニーミュージック様からのレターパックを確認。
話に話す私のことをずっと見ていた彼女は、何を書いてくれたのでしょうか。

「いつも沢山話してくれてありがとう. また話してね. 元気でいてください.」


「僕のこと覚えてくれてます?」、ほんと聞かなくて良かった。
まさかこんな特別なもので自分を覚えてくれていることを知るなんて。
彼女の記憶にいるのだな、私。
そう思うとあの日、不器用さを「受け入れた」と聞いた後、ミーグリでは時間が足りない言葉を伝えられたことを良かったなと回顧する。

いつもいろいろ聞いちゃってごめんなさい。
ただそれに熱を持って答えてくれてこちらこそありがとうです。
これからも、いろいろ聞いちゃいますね。


アイドルオタク始めて12年くらいか。初めてアイドルに”認知”を貰えた。

最後の「元気でいてください.」に藤吉 夏鈴が詰め込まれてるなぁと思いながら、彼女のイケメンな字体で僕の名前が書かれてることがにやにやしながら、心から思う。


推しのいる生活、最高だ。



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あとこれまでの僕のミーグリレポをまとめたモーメントもあります。
気になった方、藤吉 夏鈴さんのミーグリが気になった方はよしなに。


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